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福井で新型周遊バス披露会 車内でXRコンテンツ投影、今井翼さんら出演

(左から)バスをバックに記念撮影に応じる、今井さん、中村さん

(左から)バスをバックに記念撮影に応じる、今井さん、中村さん

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 2月9日、観光周遊バス「新感覚XRバス WOW RIDE(ワウライド) いこっさ!福井号」の披露会が福井市で行われた。

あわら温泉行きのコンテンツには、あわら市ゆかりのアニメ「ちはやふる」で綿谷新(わたやあらた)役を務めた細谷佳正さんが出演

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 北陸新幹線福井・敦賀開業に合わせ、JR西日本や京福バスなどが導入準備を進める同バス。仮想現実(VR)や拡張現実(AR)などを使ったXR(クロスリアリティー)のコンテンツを車内で展開し、福井駅などから観光地への二次交通にエンターテインメント性を加える。

 車内の側面ガラスや天井とディスプレーを一体化させ、福井の自然や歴史など紹介するコンテンツを投影。VRゴーグルなどを着けずにXRを体感できる仕組みにした。製作に当たり、映画「20世紀少年」、テレビドラマ「ケイゾク」などを手がけた堤幸彦さんが総合演出を担当した。

 福井駅西の多目的広場「ハピテラス」で行われた披露会には、杉本達治福井県知事、恐竜コンテンツのナビゲーターを務める俳優・今井翼さん、バスのラッピングイラストを手がけた美浜町出身の中村サトルさんらが関係者が登壇した。

 杉本知事は「二次交通のエンタメ化という、県が取り組んでいる事業の極め付きのようなバスが出来上がった」とあいさつ。放送中のNHK連続テレビ小説「ブギウギ」を引き合いに、「XRバスでのズキズキワクワクするような体験で福井のファンになり、二度、三度と訪れてもらえるきっかけづくりとなれば」と期待を込めた。

 「物語のストーリーをイメージできるようにイラストの要素を配置し、老若男女に愛されるポップな絵柄で仕上げた」と中村さん。料理好きで越前打刃物の包丁を愛用しているという今井さんは「越前がにも好きでシーズンになると取り寄せている。コンテンツの制作を通じて恐竜の魅力の深さを感じた」と振り返った。

 6月1日から、ハイデッカー型バス2台で福井駅発着など計4ルートを片道1日当たり1~6便運行する。1便当たりの定員は36人。ルートと料金は次の通り(小学生以下半額)。福井駅~福井県立恐竜博物館=3,300円~3,900円、同~福井県立一乗谷朝倉氏遺跡博物館、同~あわら湯のまち駅、あわら湯のまち駅~あわら温泉周遊=各2,200円。

 予約開始は3月1日。

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