福井鉄道が2月17日・24日、鉄道体験イベント「激アツ! 見学・撮影・体験ツアー」を行う。
2月1日に販売を始める、福武線開業100年記念乗車券。同社ユーチューブチャンネルで、歴代車両の活躍をまとめた動画を配信している
大正、昭和、平成、令和と、それぞれの時代を彩る車両を保有している同社の魅力を広く知ってもらおうと企画した。たけふ新駅や北府駅構内を会場に、撮影会、車両のドア操作体験、疑似運転体験、司令室や車両工場の見学会などを展開する。
撮影会は「福鉄の猛者たちを撮る! 青の撮影会」と題し、大正時代製造のデキ11、1950年代製造のデキ3、元名古屋市営地下鉄のモハ602など、青色の塗色をキーカラーにした車両群を展示。車両内部の公開、同社関連グッズや廃パーツの販売なども行う。
たけふ新駅~田原町駅間を結ぶ同社福武線は、前身の一つである福武電気鉄道開業から今年で100年。毎日更新を続けるインスタグラム公式アカウントも、1月下旬現在でフォロワー数約3000人を数える。
鉄道営業部の白崎正臣さんは「保有車両のバリエーションの豊かさや、鉄道線と軌道線という2つの顔を持つことなどから、全国の鉄道ファンに注目いただいている。今後も『激アツ』を掲げてイベントを行う予定で、福武線が地域住民の足であり観光資源でもあることを、福井の人たちに広く知ってもらうきっかけになれば」と話す。
開催に先立ち、2月1日、開業100年を記念した乗車券の販売も始める。券面は、福井市ゆかりのフェニックス、越前市ゆかりの紫式部をあしらったデザインで、同線の歴代車両に加え、廃線となった南越線や鯖浦(せいほ)線の車両なども盛り込んだ「飛び出す台紙」と組み合わせた。価格は1,000円。限定500セット。
ツアーは参加費8,000円(土産付き)。定員20人。2月1日10時から予約を受け付ける。