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福井鉄道「ふくぶせんフェスタ」開催へ 「63年前のよい子」参加呼びかけも

1960(昭和35)年、「よい子たち」を招待した200形試乗会の様子

1960(昭和35)年、「よい子たち」を招待した200形試乗会の様子

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 福井鉄道北府駅構内の「北府駅鉄道ミュージアム」(越前市北府2)で10月22日、「ふくぶせんフェスタ in 北府駅×鉄道ふくいフェスタ2023」が行われる。

北府駅で並ぶ「フクラムライナー」F2000形(左)と200形(右)

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 同社や越前市など3者が鉄道ファンや家族連れなどに向け主催するイベントで、今回が12回目。今年は同社福武線の開業100年を記念し、「サプライズ企画を盛り込んだプログラム」(鉄道営業部の白崎正臣さん)で構成する。

 「特別イベント」と題し、大正時代製造の電気機関車デキ11、今春デビューのF2000形「フクラムライナー」など大正~令和4世代の車両などが並ぶ「撮影&見学会」、「福鉄お仕事体験」と称した車両整備体験、バス乗り方教室&洗車体験、「おもしろバス展示乗車」を展開。同社グッズや鉄道部品の販売会なども行う。

 ステージでは、来場者全員が参加できる「福鉄なぜなぜクイズ大会」、1日フリー切符利用者対象の「福鉄大抽選会」などを行う。子ども向けのアトラクションとして、ミニ電車コーナー、モハ200形ふわふわなども設ける。

 開業100年記念企画として、「63年前のよい子」の参加も呼びかける。1960(昭和35)年3月に行った200形の試乗会に招かれた「よい子たち」(当時の小学6年生)を募集する企画で、同ミュージアムで静態保存されている同形車に乗ってもらう「同窓会」を予定する。

 F2000形デビュー、長期間運用を外れていたF1000形「さくら色フクラム」の復活など、今年は鉄道ファン注目の話題が相次ぐ。白崎さんは「節目の年にふさわしい話題が続く中でのイベント開催。県内外からミュージアムを訪れる人が増え、当社をより身近に感じてもらえるような契機となれば」と期待を込める。

 同線は1924(大正13)年、武生新(現・たけふ新)~兵営(現・神明)間の福武電気鉄道として開業。その後、路線延長、県内の鉄道事業者との合併などを経て1945(昭和20)年に福井鉄道線の1つとなった。同社は同線のほか、かつては鯖浦線(鯖江~織田)、南越線(社武生~戸ノ口)の2路線も営業していた。

 イベント開催時間は10時~15時。入場無料(撮影会など一部イベントは有料、事前予約制)。

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