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来春開業の並行在来線「ハピラインふくい」 車両と駅名標、デザイン明らかに

記念撮影に応じる、杉本達治会長(左から2番目)、小川俊昭社長(同3番目)ら

記念撮影に応じる、杉本達治会長(左から2番目)、小川俊昭社長(同3番目)ら

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 来春開業する鉄道会社「ハピラインふくい」(福井市大手2)の車両と駅名標のデザインが9月1日、明らかになった。

駅名標のデザイン。車体側面同様、花びら状の模様をあしらった

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 同社は来年3月16日、北陸新幹線延伸開業に合わせて旅客営業を始める第三セクターの並行在来線会社で、JR西日本から移管される北陸本線の敦賀~大聖寺間約84キロを運行する。社名は一般公募で寄せられた約1万6000件の案を基に、幸せな福井をつくる企業姿勢を込めて名付けたという。

 記者会見では、JR西日本から16編成32両を引き継ぐ521系電車の車両デザインと、各駅のプラットホームに設置される駅名標のデザインを発表。車体はロゴ色のピンクとグリーンを基に2色の帯を走らせ、ロゴに用いたひし形を組み合わせ花びら状に側面に配置した。

 デザインは県内の2企業が担当し、デザイン会社「アーチザン&パートナーズ」(花月4)社長の景山直恵さん監修の下、同「真空ラボ」(城東3)が制作に当たった。駅名標は、漢字、ひらがな、ローマ字、中文簡体、ハングルを盛り込んだ仕様とした。

 会見2日前にJR西日本などが北陸新幹線延伸開業日を明らかにしたばかりで、県内では祝賀ムードが高まる。会見に臨んだ小川俊昭社長は「当社の開業日も決定し、改めて気を引き締めねばという思い。県民の皆さんに愛着を持ってもらえる会社となるよう、さまざまな機会を通じて周知を進めていければ」と力を込める。

 旅客営業の通常運用は14編成28両で行い、開業後3カ月ほどかけて車両の塗色変更を順次進める予定。駅名標変更作業は3月15日のJR終電後から未明にかけて一斉に行うという。

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