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福井県立音楽堂で施設見学ツアー開催へ 開館25年記念イベントの一環で

同館の外観。左が大ホール、右が小ホール

同館の外観。左が大ホール、右が小ホール

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 福井県立音楽堂「ハーモニーホールふくい」(福井市今市町)で9月18日、「ハーモニーホールふくい アートツアー」が行われる。

越前和紙職人・長田榮子さんによる作品「FOUR SEASONS」。小ホールアーティストロビーに展示されている

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 今年でオープン25年となる同館の記念イベントの一環で、同館を管理運営する公益財団法人福井県文化振興事業団(同)が企画。大ホールや小ホールなど同館施設の裏側や、館内外に設けられたアート作品などを見学するプログラムで、一般市民を対象に参加を募る。

 見学プログラムは約45分で、午前・午後合わせて3回実施する。同館の歴史や開館当時のエピソードなどの説明を受けながら、「アーティストロビー」と呼ばれるステージ裏など通常立ち入ることのできない場所、越前和紙や越前漆器など福井の工芸技術を生かしたアート作品などを見学する。

 同事業団の加藤七海さんは「これまで音楽分野を中心に文化振興事業を展開してきたが、開館25年を機に、それ以外の分野にも文化の輪を広げようと企画した。一般を対象とする館内見学ツアーは初めてと聞く。建物や館内外のアート作品などに焦点を当てたツアーが、普段の公演では味わえない当館の魅力を再認識するきっかけとなれば」と期待を込める。

 同館は1997(平成9)年9月に開館し、建築設計を日建設計名古屋事務所、音響設計を永田音響設計が手がけた。当時の公文書によると、ホールの屋根は風雪に耐えた歴史を物語る民家の屋根、建物の形状はバイオリンの優雅なエッジをそれぞれイメージしてデザインされたという。

 参加無料。定員は各回15人(先着順)。

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