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福井県眼鏡協会が「めがね作文」募集 応援作家「丸福眼吾」も応募呼びかけ

「めがねよ、ありがとう作文」応援作家「丸福眼吾」のキャラクター画

「めがねよ、ありがとう作文」応援作家「丸福眼吾」のキャラクター画

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 福井県眼鏡協会(鯖江市新横江2)が6月29日、「めがねよ、ありがとう作文」の募集を始めた。

同フェス会場の一つ、めがね会館(鯖江市新横江2)内の「めがねミュージアム」

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 10月1日・2日、めがねミュージアム(同)など市内の会場で行う「めがねフェス2022」の一環として同協会が企画し、今回が5回目。眼鏡にまつわる家族や友人のエピソード、供養する眼鏡への感謝の言葉などを募集するコンテストで、昨年は国内外から310通の作品が寄せられた。

 未発表のオリジナルであることなどが条件で、同ミュージアム、同協会ショールーム「GLASS GALLERY 291」(東京都港区)、公式ホームページなどで配布する専用原稿用紙1枚にまとめる。

 作品は同協会職員らでつくる実行委員会スタッフが審査し、最優秀賞・優秀賞=各1作品、入賞=3作品を決め、賞状のほか、副賞として両店で眼鏡などの購入に充てられる金券などを進呈する。読者のオンライン投票に基づく読者大賞(1作品)も設ける。

 前回に続き、福井県内にある個人書店の店主らによる「めがねのまちの本屋賞」(5作品)もあり、AKUSHU BOOK&BASE、わおん書房(以上、福井市)、富士書店(鯖江市)、HOSHIDO(大野市)、小豆書房(池田町)の計5店が審査に参加する。

 「眼鏡を初めて手に入れた時期に審査員の話を頂いた」と振り返るのは、富士書店店主の山本みどりさん。「眼鏡への愛に満ちた多くの作品に触れ、私もこのように愛を語りたいと思いながら審査に臨んだ。今年もどんな作品が届くのか楽しみ」と話し、眼鏡関連の本や雑貨を集めるなどフェス開催に向けた準備を進める。

 小豆書房店主の柴田智加さんは「思わず涙がこみ上げてくる作品や、特別なドラマはなくともしみじみ感じ入る作品など心を動かされる力作がそろっていた」と話し、「眼鏡へのあふれる思いや大切なストーリーがつづられた素晴らしい作品に出合えることを、今からとても楽しみにしている」と応募を呼びかける。

 実行委員会は夏休みの自由課題としての作文応募にも期待を込め、今年新たに同コンテストのツイッターアカウント(@meganegango)を開設した。丸眼鏡を愛用した小説家・坂口安吾にちなむ「応援作家『丸福眼吾』」がツイート主という設定で、同フェス関連情報のほか、福井の観光や、福井を舞台にした小説の情報、眼鏡をかけた文豪のエピソードなどを発信していくという。

 同フェスは2014(平成26)年に始まり、コロナ禍による中止を挟んで3年ぶりの実地開催。イベント初日が「メガネの日」と重なる今回は、「枠を超えて」をテーマに、ステージイベント、ワークショップ、グルメブース出店、グッズ販売などのプログラムを展開する。現在、過去の作文入賞作をホームページで公開している。

 8月24日締め切り。入賞作は10月1日、同フェス会場で発表する。

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