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福井県立図書館のカフェがリニューアル-スタッフに障がい者採用し自立支援

大きなパラソルが目に飛び込む店内

大きなパラソルが目に飛び込む店内

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 福井県立図書館(福井市下馬)1階のカフェがリニューアルし、カフェ「カフィリーズ」(TEL 070-5148-2486)として4月19日より営業を始めた。

ほうれん草とサーモンのクリームソース(手前750円)、季節の地野菜スムージー(奥 400円)

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 カフェとファミリーとの造語から名付けられた同店は、障がい者の就労・自立支援を行うNPO法人「セルプうらら」(光陽)が運営。昨年11月から、県内で活躍するフードコーディネーターやインテリアコーディネーター、広報アドバイザーらの協力を得て開店準備を進めてきた。

 カフェのコンセプトづくりにはSNSも積極活用。県内在住の子育て世代約200人が参加するフェイスブックグループで、好きなカフェや図書館カフェに期待する声を尋ねたところ、24時間で約25件のコメントが寄せられた。

 メニューの方向性にもSNSで寄せられた意見が反映されている。その一つが、乳児をあやしながらでもつまめるサンドイッチ(「ベーコンチーズ」「エッグ&チーズ」「BLT」の3種 各480円)。具を袋状に閉じ込めたホットサンドで、片手でつまんでも具がこぼれないようになっている。

 調理や接客など店内業務の多くを県内在住の障がい者が担う。同NPOサービス管理者の永田弘幸さんは「近年、うつや不安障害といった症状を訴える人が増え、障がい者と健常者の境目が曖昧になってきた。障がいがあっても、このカフェのように、本人の能力に応じて活躍できる場があることを知ってもらえれば」と期待を込める。

 営業時間は9時~16時30分。定休日は福井県立図書館に準ずる。

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