福井市のカフェ「S-Garden」(福井市松本2、TEL 0776-97-9263)で12月17日・18日、カフェイベント「めいどいんふくい Vol.4」が行われる。
一口に「メイド服」といっても、ニーソックスなど細部にレイヤーの個性が表れる(写真は前回の様子)
約3年前から福井市在住の「美千子」さんが中心となり不定期で行っているイベントで、昨年11月以来の開催。美千子さんを含め、福井・石川在住のレイヤー(=コスプレイヤー)など14人がメイド服を着け「ご主人さま・お嬢さまのお帰りを待つ」という設定でカフェを開く。
美千子さんによると「メード・イン・フクイ」がもともとのコンセプトという。「ソースカツ丼や水ようかん、羽二重(はぶたえ)餅など、福井のご当地グルメのアンテナカフェを作る『野望』があった。衣装も、越前市にある女性向けアパレルブランド『アクシーズファム』に相談ができればと妄想が膨らんだ」。個人によるイベントであることからレイヤー経験が生かせる「メイド」で実績を重ね、野望に向かうことにした。
当日は「お絵描きオムライス」などフードメニューのほか、指名したメイドから手書きメッセージとプチプレゼントをもらえる「メイドの告白」(500円)や、「勝てばごほうび、負ければ罰ゲーム」というゲーム対戦(500円)などをそろえる。「ボードゲーム大会をよく行うカフェなのでゲームはかなり本格的。かわいい女の子たちと本気で対戦を楽しんで」と美千子さん。
過去のイベントでは、メイド喫茶に慣れた人たちはもとより、偶然通り掛かったという高校生グループやカップルなども訪れた。「メイド喫茶をよく知る方が『フレンドリーで話しかけやすい雰囲気がいい』と言ってくださったことも。お客さまもメイドもみんな仲間。最初は恥ずかしく感じるかもしれないが、アミューズメントパーク感覚で非日常を味わってもらえれば」と指南する。
バンドでボーカルを担当する美千子さんは、複数のバンドメンバーをシャッフルしたライブイベント「未知の献立」などを企画したことも。「準備には苦労もあるが参加した人たちからの『良かった』『楽しかった』の一言で報われる。やるなら前線で楽しみたいというタイプで、自分自身が出演者となれるようなイベントをこれからも仕掛けていきたい」とプランを描く。
開催時間は12時~18時30分(ラストオーダー)。