福井市の編集プロダクション「fuプロダクション」(福井市大和田2)が5月25日、「ランチパスポート福井 vol.2」を発売した。
ランチパスポートは2011年、高知市でタウン誌を手掛ける「ほっとこうち」(高知県高知市)が創刊し、現在、各地の出版社などとのライセンス契約で40以上の都道府県に広がっている。福井版は、2月の創刊号に続き2回目。
同書を掲載店に持参すると、通常700円以上の特定ランチメニューを540円、同1,400円以上の特定ランチメニューを1,080円で食べることができる。対象飲食店は、福井市エリア40店、坂井・あわらエリア13店、奥越・吉田郡エリア11店、丹南エリア13店、嶺南エリア10店の計87店。1店舗につき3回まで利用でき、1冊につき1人まで有効。パスポート利用期限は8月24日。
創刊号は発売当初から県内ベストセラーにランク入りする売れ行きで、同社によると、今月に入り第2号発売日の問い合わせも目立ったという。編集担当の田中美里惟(みりい)さんは「掲載店舗からは『新規客の掘り起こしにつながった』など継続掲載を望む声も多かった。創刊号の読者アンケートも約550通届き、『気になっていた店に行くきっかけになった』などの感想があった」と話す。
今号からの取り組みとして、美容室のヘッドスパやスポーツクラブ体験など4店舗の割引サービスも掲載した。田中さんは「『常に持ち歩く本』という特性を生かし、さらに売れ行きを伸ばしたい。飲食店以外の業種の方にも、新たな福井の媒体として認知してもらえれば」と呼び掛ける。
A5変形判・130ページ。価格は999円。発行部数は1万部。県内主要書店、コンビニ、福井新聞社支社支局、同紙販売店などで扱う。