講演会「建築家・内海慎介 佐川美術館を語る」が3月7日、福井県立美術館(福井市文京3)で開催される。
登壇する内海慎介さん。竹中工務店在籍時代には、設計を統括する責任者「プリンシパルアーキテクト」も務めた
同館で現在開催中の展覧会「水庭に美をあつめて ~佐川美術館コレクション~」に合わせ、公益社団法人日本建築家協会北陸支部福井地域会が企画した。基調講演とトークセッションでプログラムを構成し、建築とアートの両面から佐川美術館の魅力を掘り下げることを狙いとしているという。
登壇する内海慎介さんは大阪府出身の建築家。早稲田大大学院修了後、大手ゼネコン・竹中工務店に約40年在籍した後独立した。同館など多くの建築プロジェクトを手がけ、一般社団法人日本建設業連合会の「BCS賞」、日本建築学会作品選奨などの受賞歴を持つ。
基調講演では、琵琶湖のほとりに「水に浮かぶ美術館」を掲げ開館した佐川美術館の設計プロセスを語る。福井県立美術館の学芸員を交えたトークセッションでは、「水庭に美をあつめて」展で展示中の作品にも焦点を当て、屋外での作品展示の苦労や、作品をより美しく見せるための照明などについて意見を交わすという。
佐川急便創業40年を機に開館した佐川美術館は現在、改修工事のため休館中で、7月のリニューアルオープンを予定する。講演会スタッフで、内海さんの下で同館の設計に携わったという板倉満代さんは「開館から四半世紀を経てもなお、建物と水庭の美しさで人々を引き付ける佐川美術館。今回の講演会は、設計コンセプト、水庭にまつわるエピソード、企業美術館や個人美術館の設計の難しさなど建築の話題に加え、博識で淡々と語る内海さんの語り口も聞きどころ」と話す。
14時開演。入場無料。定員は50人(事前申込制)。