プレスリリース

子ども食堂の子どもたちがご招待で新幹線で福井へ!恐竜、永平寺、大相撲で最高の夏休みを満喫!

リリース発行企業:特定非営利活動法人 らいおんはーと

情報提供:

先日、江戸川区鹿骨の365日体験型子ども食堂「NUKUNUKU」の子どもたちが、福井県にある杉本育文化財団からの招待を受け、「夏休み大相撲福井場所観覧ツアー」に参加した。
夏休み中の旅行が家庭の事情で難しい子どもたちに、貴重な体験と忘れられない思い出をプレゼントするのが目的。ツアーは北陸新幹線での移動から始まり、恐竜博物館や永平寺を訪れ、さらに大相撲の迫力を間近で楽しむ、充実した2日間となった。


「夏休み大相撲福井場所観覧ツアー」思い出の数々

特別招待で始まった夢の旅

NPO法人らいおんはーとは、「すべての子どもたちに 豊かで幸せな人生を」という理念で、食料支援だけでなく、子どもたちの体験活動の機会を増やすことに力を入れている。その活動の一環として、今夏、杉本育文化財団(福井県福井市新保1丁目)の協力で、子ども6人と引率の大人3人の計9人が福井県への招待旅行に参加した。
財団からは毎月、福井県産のお米の寄付が続いていて、約4年前に財団創設者の杉本なみ子氏と理事長の杉本育氏がNPOの活動に共感したのがきっかけで連携が始まった。
特に、財団が関わっている「大相撲福井場所」への招待は、財団が以前から子どもたちの参加を願っていた企画が実現したもので、その意義は大きかった。大相撲チケット、恐竜博物館チケット、新幹線往復運賃、そして宿泊場所の提供にかかる費用はすべて財団が負担し、子どもたちにとって夏の貴重な経験になるよう配慮された。

【タイムスケジュール】

北陸新幹線「かがやき」で初めての乗車体験
ツアーは8月4日に1泊2日の日程で始まった。北陸新幹線「かがやき」に乗車すると、引率者を除く参加児童全員が新幹線に乗るのは初めてだ。特に鉄道が好きな男子2人が出発する時点から大興奮だった。車内を探索したり、窓の外の景色や通過駅を夢中で眺めたりと、3時間の鉄道移動を楽しんだ。
子どもたちは座席を向かい合わせにして、交流しながら移動時間を過ごした。

福井県での文化・歴史施設訪問
まず最初に訪れたのは、杉本育文化財団の拠点施設「一滴(いってき)」(福井市新保1丁目2302番地)ここは1年前にオープニングセレモニーが開かれ、らいおんはーとが「365日子ども食堂NUKUNUKU」の活動について講演した場所でもある。
木材を多く使った素敵な社屋は、普段は文化芸術団体にも使われる多目的空間として機能している。
到着後、財団が用意してくれた弁当と食後の果物を昼食として食べた。木の香りが漂う穏やかな空間は、以前の訪問時と同じで、子どもたちはテーブルを動かしてできた広い空間で遊ぶなど、開放的な環境で活動した。

木材を多く使った多目的空間

昼食をごちそうになる様子

次に福井県を代表する施設の一つ「恐竜博物館」(福井県勝山市村岡町寺尾51-11)を訪問した。
山の中にあり、球体の形が特徴的な建物に入ると、エスカレーターで降りた先に巨大な動く恐竜の展示があった。夏休み中で、館内は多くの来場者で賑わっていた。

恐竜博物館の迫力あるティラノサウルス

記念撮影

その後、福井県におけるもう一つの有名な寺院、曹洞宗『大本山 永平寺』(福井県吉田郡永平寺町志比5-15)を訪れた。杉本育文化財団は永平寺と交流があり、修行僧の食事を管理する役割の典座(てんぞ)である副典座老師講師による精進料理教室、を「一滴」で開いているという。
今回は、永平寺と共に禅文化の保存継承に取り組む企業の代表者が、子どもたちのために特別ガイドを務めた。一般見学では得られない詳しい解説により、大人だけでなく子どもたちも由緒ある大本山永平寺の深い歴史を学ぶ機会を得た。約100人の修行僧が全国から集まり修行しているという広大な境内を巡り、参加者の心は清められ、活力が得られた。

厳かな雰囲気の大本山 永平寺

旧傘松閣 (絵天井広間)を見上げる子どもたち

田園にある邸宅での宿泊体験
今回の宿泊施設は、財団所有の広い邸宅だった。田んぼに囲まれた立地は景色が素晴らしく、到着時には財団関係者が夕食の準備を終えていた。半日で福井県の主要施設を見学し、空腹だった子どもたちのために用意された夕食は焼肉で、五目ちらし、福井県名産の大きな油揚げを使った煮物、ポテトサラダなどが食卓に並んだ。財団関係者も同席し、子どもたちは提供された食事に大いに満足した。

広い広大な邸宅での夕飯

豪華な夕食に舌鼓

大相撲福井場所観覧と交流活動

翌朝7時半に起床すると、子どもと保護者で朝食の準備をし、福井県で迎える初めての朝食を全員で食べた。食後には、全員で宿泊施設全体の清掃を行った。「NUKUNUKU」での日常的な清掃活動の経験があるため、子どもたちは手際よく作業を進め、感謝の気持ちを込めて施設をきれいにした。

午前9時半、送迎車で今回のツアーのメインイベントである「大相撲福井場所」の会場へ移動した。無料の高速道路を使い約1時間で、大きな運動公園内にあるアリーナに到着した。会場の外には力士の幟旗や化粧まわしが展示されていて、両国国技館とは違う新鮮な雰囲気があった。

会場外の力士の幟旗

「大相撲福井場所」会場全体図

会場内には協賛企業ブースが設置されており、NPOは杉本育文化財団のブースに荷物を預け、土俵のあるアリーナへ入った。財団の厚意で高額なマス席1席が提供され、最初は及川理事長その後は同行の保護者(が座った。子どもたちは見やすい階段席の最前列に陣取り、合計9席分の座席提供は、招待規模の大きさを改めて実感させた。
子どもたちにとって人生で初めての大相撲観戦で、目の前の土俵、大きな力士、鬢付け油の甘い香りなど、全てが初体験だったため、その場の雰囲気に圧倒されているようだった。しかし、「NUKUNUKU」の子どもたちは適応能力が高く、すぐに会場の雰囲気に馴染んだ。

相撲甚句、禁じ手や珍しい決まり手をコミカルに演じる「初切(しょっきり)」、そして横綱の土俵入りなど、普段の大相撲中継では見られない演目が目の前で繰り広げられた。マス席で観戦していた児童は、初切に対し大きく反応し、初切を通じて相撲への関心が著しく高まったと推察される。幕下から幕内までの取り組みでは、力士が激しくぶつかり合う音や息遣いなど、テレビ中継では体験できないほどの臨場感に子どもたちは集中した。

赤ちゃんを抱っこした力士たち

迫力ある試合に釘付け

今回の巡業の主催である福井テレビと「杉本育文化財団」の招待を受けた東京からの参加者として、取り組みの合間にテレビ取材が行われた。小学3年生の児童と未就学児はカメラの前で感想を話し、過去のメディア経験からか、適切な受け答えができていた。
子どもたちにとって人生初の生での大相撲観戦が、両国国技館ではなく福井県という場所で実現したことは、記憶に深く刻まれる経験となったことだろう。

充実した旅程と新たな繋がり

帰路は福井駅までタクシーが手配され、駅前の恐竜オブジェとの記念撮影後、駅ビル内のお土産店で買い物をした。その際、巡業を終えた力士たちが多数来店し、翌日の茨城県巡業に向けて移動準備をしている様子が観察された。

帰りの北陸新幹線「かがやき」でも、子どもたちは活発に過ごし、東京駅へ着いた。子どもたちを送り届け、午後9時過ぎに「NUKUNUKU」に帰着。荷物整理後、今回の福井旅行を振り返る中で、人々の温かさ、新たな出会いと再会、そして新たな発見など、非常に密度の高い時間であったことが再認識された。これらの経験は、NPO法人らいおんはーとにとって貴重な財産となるだろう。

一般財団法人 杉本育文化財団 杉本 育 理事長コメント


杉本 育 理事長
今回は北陸新幹線が昨年開業し少しだけ近くなった福井県を楽しんでいただきたい、福井の、そして日本の伝統や文化を楽しんで夏休みの思い出にしてほしいという思いで企画しました。
昨今の保護者は、物価高や忙しさで子供達の旅行体験や文化体験の機会を用意するのも難しいと存じます。今回のこの企画で、私たちが活動する福井県を身近に感じていただき、子どもたちや保護者の皆様にも何かこころに残る思い出が残りましたら幸いです。企画のご協力いただいた方々、そしてらいおんはーとのみなさま、ありがとうございました。



NPO法人らいおんはーと 及川信之 理事長 コメント


及川信之 理事長
今回のツアーを企画し、温かいもてなしで私たちを受け入れてくれたなみ子氏、なつみ氏、育氏、育氏の夫、および財団関係者の皆さんに心からの感謝を申し上げます。
この夏休み最大の思い出作りは、子どもたちの心に生涯忘れられない楽しい福井県での体験として深く刻まれたことでしょう。
一般財団法人 杉本育文化財団様、ありがとうございました。






参加した子ども達からのコメント
参加した子どもたちからは、「新幹線かがやきに乗れてうれしかった」「テレビでしか見れない相撲を生で見れて貴重な体験が出来た」「恐竜の化石、永平寺の特別な絵を見れて楽しかった」「(杉本育文化財団さんが東京に来たら、僕が案内します!」といった声が寄せられた。

【杉本育文化財団について】
杉本育文化財団は、文化・芸術活動の支援や、地域社会への貢献を目的とした活動を行っています。具体的には、アート作品の展示会開催や、子供たちを対象としたワークショップ、こども食堂への支援、また、災害被災地への義援金拠出などを行っています。

財団ロゴ

■一般財団法人 杉本育文化財団
■所在地:福井県福井市新保一丁目1201番地
■設立日:2021年7月27日
■公式ホームページ https://www.sugimotoiku-f.jp/

【「NPO法人らいおんはーと」について】

「すべての子ども達に豊かで幸せな人生を」を理念に掲げ、教育格差や貧困による体験の格差の是正に取り組み「子どもと親の成長支援」をしている江戸川区のNPO法人。365日毎日開放している子ども食堂をメインとし、週5の無料塾、不登校児童生徒のフリースクール、ひとり親向けに食料無料配布、中学生対象の高校進学相談会、親と子の就労支援など 幅広くサポートしています。
【子ども食堂 月延べ人数】
子ども 300名、大人 250名
【フードパントリー(ひとり親世帯、経済的困窮家庭への食の無料配布)】
江戸川区内 14箇所、千葉県市川市 1箇所、登録利用者 302世帯

■所在地:〒133-0073 東京都江戸川区鹿骨2丁目33-11
■理事長:及川 信之   
■設立: 2018年1月11日 
■事業内容:子ども食堂、体験活動、進学支援、学習支援、フリースクール、フードパントリーなど
■公式ホームページ https://npo-lh.com/

【リリースに関するお問い合わせ及び取材依頼先】
NPO法人 らいおんはーと 広報担当・佐藤 すずみ
電話番号:090-6653-8227
メールアドレス:lionht810@gmail.com  

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