福井県三方上中郡若狭町(以下「若狭町」)がデジタル技術を取り入れて持続的なまちづくりを目指す「若狭町スマートエリア構想」に、スマートセキュリティおよびスマートタウン事業の株式会社Secualの『Secual Smart Pole(セキュアルスマートポール)』が採用され、2025年3月より稼働開始したことをお知らせします。
《導入の背景》
若狭町は、少子高齢化や過疎化といった課題に直面しており、地域住民の安全確保や地域コミュニティの活性化が重要な課題となっています。特に子どもたちの安全確保が求められる中、これまでは地域住民によるボランティアや巡回パトロールなどの手段が取られていましたが、共働き世帯や就労する祖父母の増加により、登下校時の見守り体制の維持が困難となり、子どもの安全・安心を確保する仕組みが不足することによる行方不明や事故のリスクが懸念されておりました。
このような背景から、Secual Smart Poleが地域の防犯、見守り体制の維持と一層の機能強化に貢献することで、住民が「安心」を感じ、そこに住み続けたいと思っていただける新しいスマートエリアを目指し、導入に至りました。
【スマートポール導入効果】
・内蔵されたカメラにより防犯対策を強化し犯罪を抑制
・見守り機能により子どもの通過時刻を把握し見守り体制を強化
・災害情報と連動させた色に点滅することで避難誘導を支援し、安全対策を強化
◆若狭町スマートエリア構想とは 若狭町では、持続可能なまちづくりを目指し、IoTや再生可能エネルギーを活用した「スマートエリア構想」を推進しています。
この構想の一環として、JR上中駅周辺の空き家・空き地の再整備や、防災・防犯機能の強化を図り、地域環境の安全性と快適性を高めています。
【第二次若狭町総合計画(中期基本計画)】
https://www.town.fukui-wakasa.lg.jp/material/files/group/4/2soukei.pdf
上中駅付近交差点に設置されたスマートポール
スマートポール設置場所
《Secual Smart Poleの提供機能》
地域住民の安全確保や災害時の対応をサポートし、地域全体の安心・安全な生活環境の向上を目指します。
1)防犯対策(カメラ)
地域内の犯罪予防のため、24時間365日スマートカメラで地域を見守り、犯罪予防、早期発見に貢献します。
2)こども見守りサービス
株式会社ottaが提供する「otta見守りサービス」のタグをセンシングし、登下校時や外出中の子どもたちの移動状況をリアルタイムで通知します。
3)災害情報通知
気象庁や自治体が発表する避難情報等(警戒レベル)をフルカラーLEDで表示し、自主的な避難を促します。
4)安定した無線通信(地域BWA対応)
地域BWA(地域WiMAX)に対応し、通信キャリアに依存しない安定した通信環境を提供します。
《今後の展望》
Secualは今回の導入をモデルケースとして、地域の防犯・見守り機能を強化するため、今後もSecual Smart Poleを活用した「安全・安心なまちづくり」を全国各地に展開してまいります。
また、地域課題の解決、地方創生に向けた技術活用を進め、地域住民や地方自治体と連携し、持続可能で安心して暮らせる地域環境の整備を進めるとともに、地域の活性化にも貢献していきます。
<株式会社Secual>
株式会社Secualは、「ホームセキュリティを、もっと身近で手軽に利用できるものにしたい」という想いから2015年に設立されました。個人向けホームセキュリティ製品『Secual Home』をはじめ、防犯・防災・見守り機能を備えた次世代スマート街灯『Secual Smart Pole』の販売・導入を行っています。さらに、賃貸住宅向けのスマートホームセキュリティ&ホームIoTサービス『NiSUMU RENT』、分譲住宅地向けのセキュリティ・タウンマネジメント統合サービス『NiSUMU』、高齢者見守りサービス『NiSUMU CARE』など、多様なサービスを展開。「安心をもっとカジュアルに」をコンセプトに、リーズナブルかつスマートなセキュリティサービスを提供することで、誰もが安心して自分らしく暮らせる社会の実現を目指しています。