福井・中央の「E&Cギャラリー」(福井市中央1、TEL 0776-27-0207)で5月14日、「アートデリバリープロジェクト」の内覧会が始まった。
プロジェクトは、絵画や彫刻といった美術作品を企業や施設などに一定期間貸し出すもので、ギャラリーを運営する同名のNPOが昨年春にスタート。2回目となる内覧会には、貸し出し作品として新たに登録された5人の若手作家によるオブジェや版画、油絵など約20点がお目見えした。
貸し出し料金は作品の大きさと交換頻度により異なり、個人向けとして設定されているコースでは、小作品(縦・横・厚みの合計が120センチ以内)1点をレンタルし、1年ごとに作品を交換。宅配便で受け渡しを行い、年間利用料は1万2,000円。レンタルを希望する場合、ホームページで作品を検索して申し込む。
版画作家でもある同NPO理事の湊七雄さんは「利用者からは『レンタルをきっかけに作家と話ができることがうれしい』との感想も寄せられている。創作活動を続ける上で、自分の作品に対する周りからの反応は一番の励み。展示の機会を少しでも増やして、若い作家を育てる土壌を作っていきたい」と話す。
開館時間は12時~19時。月曜・火曜定休。観覧無料。5月25日まで。