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福井で吉田喜重監督作品上映会-トークショーも

吉田喜重監督

吉田喜重監督

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 福井・中央の映画館「テアトルサンク」(TEL 0776-23-2706)で10月18日、吉田喜重監督作品の上映会が行われる。

 吉田監督は1933(昭和8)年同市生まれ。東京大学文学部卒業後松竹大船撮影所に入社、助監督を経て「ろくでなし」で監督デビューを飾った。1986(昭和61)年公開の「人間の約束」で芸術選奨文部大臣賞、2003年には仏政府から芸術文化勲章「オフィシエ」を授与されている。

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 上映会は、同月26日まで同市内で開催中の「フクイ夢アート2014」の一環。同イベント運営委員で福井工業大学准教授の木川剛志さんが企画した。「3年前に開いた『福井の街の物語展』のインタビューを機に監督と知り合った。福井出身の著名な映画監督を、地元の人にもっと知ってもらいたいと考えた」と話す。

 当日は「秋津温泉」「鏡の女たち」「エロス+虐殺」の3本を上映。いずれも、吉田監督の妻で女優の岡田茉莉子さんが出演。木川さんは「『秋津温泉』の冒頭、主人公が空襲の跡を訪ねるシーンがある。吉田監督は福井空襲の体験を下敷きにしたのでは」と推察。「吉田監督の作品を通じて、かつての福井の姿に思いをめぐらせるのも一つの味わい方」と指南する。

 吉田監督をゲストに招きトークショーも予定する。木川さんは「監督は『松竹ヌーベルバーグの旗手』とも呼ばれた映画人。作品は巧妙な構図や大胆な演出が特徴。監督と一緒に映画を見て、映画の話を一緒に福井で聞く。参加者と一緒に、ずっと語り継げるひとときをつくりたい」と呼び掛ける。

 料金は1作品1,000円。一般2,000円、学割1,500円の1日鑑賞券もある。限定150枚。

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