福井・池田町のギャラリー「旧上池田木材」(池田町、TEL 0778-77-2516)で4月23日、勝山市在住の造形作家・森石おまりさんの作品展「春に遊ぶねこたち」展が始まった。
森石さんの作品展が同町で開かれるのは初めて。森石さんが、ギャラリーオーナーの坂口よし子さんと旧知の間柄であることから意気投合、今年初めから開催に向けて準備が進められた。
展示作約30点の大半は新作。粘土で形を作り、越前和紙を貼って絵付けしたハンドメード品で、中には同町の名産品コシヒカリにちなんだおにぎりの絵柄が施されているものも。正座姿や寝姿など、さまざまなポーズをとった猫は1体2,000円~7,500円で販売も行う。
自宅2階をギャラリーとして開放している坂口さんは「開いたきっかけは町内にギャラリーが無かったため。福井の方にとって、個人宅に作品を見に行く経験はあまりないと思うので、ちょっとした非日常を体験してもらえるのでは。町内の観光地やグルメスポットといった『点』をつなぐ中間点として、このギャラリーが機能すれば」と話す。
開催時間は10時~18時。入場無料。今月29日まで。