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福井で「世界のCMフェスティバル」-地元発の短編作品も上映

福井の地元グルメ「秋吉のやきとり」が福井公演時の楽しみというブーヴィエさん

福井の地元グルメ「秋吉のやきとり」が福井公演時の楽しみというブーヴィエさん

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 福井市にある「響のホール」(福井市中央1、TEL 0776-30-0086)で11月3日、「世界のCMフェスティバル JAPAN TOUR 2014 in FUKUI」が開かれる。

大量の風船が舞うオープニングは同ホールの秋の風物詩

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 「世界のCMフェスティバル」は1999年、福岡市在住のジャンクリスチャン・ブーヴィエさんを中心にスタート。全国各地で開催を重ね、福井県内では2005年に開かれた「第20回国民文化祭・ふくい2005」を機に同ホールでの上映が毎年恒例となった。今年で10回目。

 同イベントの特徴は、入場時に渡される「パチパチ」と呼ばれる鳴子状の小道具。ブーヴィエさんの「CMが面白かったらパチパチー、面白くなくてもパチパチー」という前口上をきっかけに上映をスタート。お祭りさながらの雰囲気でにぎやかにプログラムが進む。

 上映作品はおよそ200本で、いずれも日本語字幕付き。「インドのCM」「イヌ&ネコ&動物CM」「出演者がだまされるゲリラCM」など世界のCMをコーナー分けして上映する。ブーヴィエさんの軽妙な日本語解説もあり、作品をめぐる社会情勢や制作の背景なども知ることができる。

 同ホールスタッフの中埜浩子さんは「ハードディスクレコーダーの普及でテレビCMが『飛ばされる存在』になりつつある。じっくりCMを見る機会が少なくなった今、大画面で世界のCMを集中して楽しめるのがフェスの魅力」と話す。「年初にプロジェクターを入れ替えたので、昨年より鮮明な映像で見ていただける」とも。

 福井公演独自企画として、同ホールが募集中の「福井まちなか映像フェス 2014-ショートショート部門」作品上映も予定する。「今やスマートフォンで気軽に動画撮影できる時代。ユーチューブやヴァインなど発表の場も開かれている。学生など若い人たちにとって動画制作の刺激になれば」と中埜さん。

 中埜さんによると、毎年欠かさず見に来る常連も少なくないという。「ブーヴィエさんの人柄に引かれて来る方も多い。一般的な上映会と違い『祭り』というコンセプトなので、子ども連れの方も大歓迎。『子どもが騒ぐかも』と遠慮せず足を運んでもらえれば」と呼び掛ける。

 開演時間は、昼の部=15時~、夜の部=19時~。入場料は、前売り=一般2,000円、学生1,500円、当日=一般2,500円、学生1,500円。同ホールプレイガイド・ローソンチケット・チケットぴあなどで取り扱う。

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