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福井でアートイベント「まちげき2014」-カフェ、寺院など会場に

ホテルのロビーも「まちげき」の会場に(2011年の様子)

ホテルのロビーも「まちげき」の会場に(2011年の様子)

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 福井市内と永平寺町内で9月20日から、アートイベント「まちげき2014」が開かれる。

23日に福井市一乗地区で開催の「鍵盤ハーモニカによるすばらしきひとりオーケストラの世界」

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 福井市文化会館(福井市春山2)を活動拠点に文化事業を行う運営するNPO法人「福井芸術・文化フォーラム」が企画し、今回で4回目。「ふくいの街が劇場になる」をテーマに演劇や人形劇、コンサートなどを開く。

 活動コンセプトに「まちは劇場」を掲げる同NPOが、設立5周年を記念し2006年に始めた同イベント。同NPO事務局長の中埜浩之さんは「『どんな場所でも劇場になる可能性を持っている』という思いで始めた。ホール以外で上演することで、見る側と演じる側に新たな出会いを生みだすのが狙い」と話す。

 出演は同NPOの呼び掛けに応じた各地のパフォーマーたち。北海道、東京都、京都府など活動拠点も多岐にわたる。会場はカフェや寺院、地域の交流施設など8カ所。「想造舎 紙切り屋マーキィ 創作紙切りパフォーマンス」「人形劇団ひとみ座 立ち絵人形芝居かもとりごんべえ」「ドキドキぼーいず『女』」などの演目を予定する。

 新たな取り組みとして、同市中心部をメーンとしていた会場を周辺地域に拡大した。「まち=中心市街地の考え方から、まち=居住区域という捉え方に変えたのが今回の特徴。最寄りの会場に足を運んで、演劇や音楽に親しむきっかけを作ってもらえたら」と中埜さん。

 今後も隔年での開催を予定する。中埜さんは「舞台装置を作り込むような芝居は実現が難しく、大道芸やマジック、コンサートが中心となりそう。だが、身近な会場で気軽に見られるのが『まちげき』のスタイル。ホールで行うイベントとの両輪で地域文化を発展させていきたい」と意気込む。

 料金は、大人=1,000円ほか(演目により異なる)。9月23日まで。

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