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福井のめっきメーカー、ドラえもんの「ひみつ道具」を製作

参加6社の代表が「どうだ、ドラえもん」と胸を張る新聞広告

参加6社の代表が「どうだ、ドラえもん」と胸を張る新聞広告

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 福井市にある三和メッキ工業(大瀬町、TEL 0776-23-1639)が8月19日、ドラえもんの「ひみつ道具」を作ったと発表した。

単4電池18本でおよそ2時間使える設計の「望遠メガフォン」

 富士ゼロックス(東京都)のサポートの下、全国の中小企業が連携し道具を作る「四次元ポケットPROJECT」の一環。同作品に登場する「望遠メガフォン」を、3Dプリンターやレーザー計測、アルミ加工などの技術活用で現実のものとした。

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 望遠メガフォンは、「スコープで照準を合わせてしゃべると、離れた相手の耳元にささやくように声が届く」という設定の道具。製作において同社は、道具の耐摩耗性を向上するためのめっき処理を担当した。

 ウェブを活用した集客や情報セキュリティー向上への取り組みがきっかけとなり同プロジェクトに参加した。同社社長の清水栄次さんは、「ドラえもんの四次元ポケットを実現するという発想が面白いと感じた。アイテムの製作にどうしても協力したかった」と参加の決め手を話す。

 参加企業6社は全国に点在。4月からの製作作業では全てのやり取りをインターネットで行った。「全社同じシステムを使っていたこともあり、ネットだけでスムーズに作業が進んだ」と清水さん。全社が初顔合わせしたのはプロモーション用動画の撮影現場だったという。

 完成品は高さ41.4センチ、幅17.9センチ、奥行き33.1センチ。重さ1.8キロ。撮影現場で清水さんも完成品を手にした。「『すごい、こんなことができるんだ!』と率直に驚いた。日本のものづくりはまだまだ底力がある。今回一緒に製作した他の企業に負けないよう努力を続けなければ」と話す。

 現在、製作過程や使用例を同プロジェクトホームページで公開している。

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