福井県あわら市の「金津創作の森」(あわら市宮谷、TEL 0776-73-7800)で5月20日、音楽イベント「せりかな×Blu-Swing(ブルー・スウイング) ツーマンライブ」が行われる。
中村さん(左)、田中さん(中央)など、Blu-Swingのメンバー。田中さんは6月上旬、ソロアルバムのアナログ盤リリースを予定する
越前市出身のシンガー・ソングライター「せりかな」さんと、福井市出身の中村祐介さん・永平寺町出身の田中裕梨さんが所属するアーバンジャズグループ「Blu-Swing」が出演する。互いに面識のある音楽関係者を通じて、東京を拠点に音楽活動を行う2組の共演が初めて実現した。
会場となる同施設内「ミュージアム2」は、北西側の引き戸を開けることでウッドデッキ越しに周囲の森を一望できるのが特徴。せりかなさんは「海や森など自然の風景が好きで曲のモチーフにもよく用いる。一昨年にもライブを行ったが、音の響きの良さと野外イベントのような開放感を併せ持った会場はなかなか無い」と話す。
Blu-Swingも同施設でのライブは2回目で、「すてきな空間でまた歌えることになりうれしい」と田中さん。「Blu-Swingの楽曲はジャズにカテゴライズされてはいるが、私たち自身『現代のポップス』として老若男女に幅広く発信している思いがある。目を閉じてじっくり聴くも良し、盛り上がりながら私たちをあおってくれるも良し。自由な聴き方で過ごしていただければ」と呼び掛ける。
イベントでは2組各50分のステージを予定する。セットリストは現在未定だが、「福井ゆかりのミュージシャンが共演するイベントなので、コラボ企画の時間も設けられれば」(田中さん)とも。
田中さんは「せりかなさんの曲を聴き、言葉そのものを音楽として伝える強さを感じた。Blu-Swingとは趣向の異なるサウンドで1人のリスナーとしても新鮮」、せりかなさんは「OLから音楽の世界へ飛び込んだ私にとって、Blu-Swingさんは広く深い知識と技術を持つ憧れのグループ。ジャズ的アプローチの音楽表現をつかむきっかけとなれば」とメッセージを寄せる。
18時開演。料金は、前売り=一般3,000円、学生2,000円、当日=同3,500円、同2,500円。定員は300人。Blu-Swingとせりかなさんの公式ウェブサイトで予約を受け付ける。