福井駅西口の複合施設「ハピリン」(福井市中央1)1階屋根付き多目的広場「ハピテラス」で3月25日、「ふくい交通フェスタ」が行われた。
会場に現れた京福バス(右)の行き先表示も「ふくい交通フェスタ」とイベント仕様に
福井県並行在来線対策協議会とクルマに頼り過ぎない社会づくり推進県民会議が主催。福井鉄道とえちぜん鉄道の相互乗り入れ開始と、同広場に隣接する福井鉄道「福井駅」電停開業から1年となるのを記念し企画した。
呼び物の一つは、同日初めて同電停に姿を見せたえちぜん鉄道の新型車両「キーボ」。同車両は相互乗り入れに合わせ新造されたがこれまで同電停に入線したことはなく、2月下旬の報道発表を受けてネット上でも「見るしかない」「(えちぜん鉄道の前身である)京福電鉄時代には考えられなかったこと」など期待の声が相次いだ。
13時20分過ぎ、カメラを手にした鉄道ファンなど約200人が見守る中、キーボが同電停に初入線。1965(昭和40)年ドイツ製という福井鉄道の車両「レトラム」との対面を果たした。ホームには2018年「福井しあわせ元気国体・大会」キャラクター「はぴりゅう」の着ぐるみも現れ、新旧路面電車との記念撮影を楽しむ親子連れの姿も見られた。
同フェスタはステージイベントとブースイベントの2本立てで構成。北陸中・高(文京1)吹奏楽部によるステージイベントでは、映画「君の名は。」主題歌「前前前世」「なんでもないや」や、星野源さんの「恋」に合わせた「恋ダンス」の披露などがあり、同広場に集まった観衆が盛んに拍手を送っていた。