福井市のランドセル専門店「イクラボ」(福井市大和田2、TEL 0776-89-1882)が現在、「ダイナソーランドセル」の予約を受け付けている。
「『ダイナソーランドセル』を息の長い定番商品に」と話す山田社長(左)
大きさは、高さ31センチ・幅23.5センチ・奥行き(マチ幅)12センチ。重さは1260グラム。色は、ガンメタ+ブロンズ、ネイビー+ブラウン、キャメル+ブラウンの3種。恐竜化石産出量日本一を誇る「恐竜王国福井」にちなみ、同店とランドセルメーカーが約8カ月かけて共同開発した。
同店を手掛ける、スクールウエア卸「山耕」(越前市小松2)の山田耕一郎社長は「昨年8月の開店直後より、お客さまから当店オリジナルランドセルの問い合わせを多く頂いた。作るなら福井ゆかりのものにしようと考え、子どもたちに人気の恐竜をモチーフにした」と明かす。
ランドセルの型はもとより、恐竜の爪痕に見立てた側面の刺しゅう、かぶせ(=ふた)裏の骨格プリント、アンティーク調の金具などオリジナリティーを追求。生地には人工皮革「クラリーノ・リピュート」を使い、しなやかな風合い、高級感、手入れのしやすさなどを兼ね備えた。機能面でも、A4フラットファイル対応の収納部、錠前の自動ロック、3D立体肩ベルトなど「フルスペック」を盛り込んだ。
5月1日の予約開始に合わせSNSで写真を公開したところ、「インスタグラムで写真を見た」という三重県からの来客もあったという。「県外での販売要望も多く、急きょネット通販にも対応することにした。現物を見ずに購入される方もいて、思わぬ反響に驚いている」と舌を巻く。
山田社長によると、ランドセル商戦は年々早くなる傾向にあり、ゴールデンウイークと8月がピークという。「恐竜博物館などへの家族旅行と合わせて『ダイナソーランドセル』を実際にご覧いただくのもよいかと思う。来春入学を控えたお子さんにとって、思い出に残る『恐竜づくしの旅』になるのでは」と話す。
価格は6万8,040円。店頭とホームページで予約を受け付けている。