福井県あわら市の農業生産法人「フィールドワークス」(あわら市北潟)で2月14日、「ふくいフードキャラバン manmaキッチン in とみつ」が行われた。同社と福井新聞「まちづくり企画班」が企画した。
イベント終了時に「今日食べたおいしかったもの」をボードに描き、記念撮影を行った
同班が地域住民と協力し地元食材の魅力を伝える同イベントは、今回で6回目。当日は、一日シェフとなった5~10歳の子どもたちが福井県内産の野菜やコメを調理し、一緒に参加した保護者に振る舞った。子どもたちにはボーダー模様の服とベレー帽を身に着けてもらい、チームとしての統一感も演出した。
イベントのネーミングには、イタリア語で母親を意味する「マンマ」と、新鮮な野菜を「そのまんま頂く」という思いを込めた。同社の吉村智和さん・みゆきさん夫妻は「子どもたちが互いに協力して作ったおいしいごはんを、保護者と一緒に食べるという楽しさを形にした。野菜の生産・流通過程を知るという食育も兼ねている」と話す。
あわら市産のサツマイモ「とみつ金時」を、金属加工業「TAYASU」(福井市北楢原町)の移動式まきオーブン「炎~ほむら~」で焼き芋にして頬張る一幕も。参加した子どもは「おいしくて、楽しかった。普段は嫌いな野菜も今日は食べることができた」「まきオーブンを見るのは初めてで興奮した」などの声が上がり、保護者からは「わが子の手料理を食べることができてうれしい。このような機会がもっとあれば」などの感想が聞かれた。
次回は3月6日、小浜市内での開催を予定する。参加費は4,000円。定員20人。フェイスブックのイベントページで申し込みを受け付ける。