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福井・大野の地酒「花垣」蔵元改装 インバウンド需要見込み、「きき酒カウンター」も

ショーケース横の窓から中庭が見える造りにした

ショーケース横の窓から中庭が見える造りにした

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 福井県大野市の南部酒造場(大野市元町、TEL 0779-65-8900)が10月24日、店舗をリニューアルした。

「『きき酒スペースが欲しい』という社員たちのリクエストがかなった」と笑みを浮かべる田中さん

 同社は、1901(明治34)年に開業した日本酒「花垣」の蔵元。同市内の七間通りと四番通りとの交差点に位置し、築約120年の店舗など、敷地内の5棟が国の登録有形文化財となっている。

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 「北陸の小京都」ともうたわれる同市へのインバウンド需要増を見込み、約1カ月かけて改装工事を行った。店舗面積は約9坪。リニューアルに当たり居住スペースの一部も店舗として改装し、新たにオープンショーケースを設けた。拡張した床面にはリフレッシュ済みの福井産「笏谷(しゃくだに)石」を敷き、福井らしさをアピールしている。

 呼び物は、季節のおすすめ品6種を常備する「きき酒カウンター」。利き酒師の資格を持つ社員が接客し、客の好みに合う飲み口の商品や、おすすめの飲み方を指南する。総務部の田中奈美さんは「冬場には燗(かん)酒の機器も備え、冷やと燗、双方の味わいを楽しんでもらえるようにしたい」と話す。

 以前から扱っていた酒器にもバリエーションを持たせ、福井窯業(福井市田原2)製の「蘇生(そせい)笏谷石『福井の輝き』」酒盃(3,888円)や、山嘉商店(越前市中津山町)製の「花垣」ロゴ入りセパレート酒器(4,968円)などを新たに並べた。

 リニューアル当日に七間通りで行われた「三大朝市物産まつり」に合わせ、きき酒カウンターでは限定品の「大吟醸 超特撰(とくせん) 花垣」を提供したという。「『ゆっくりと試飲でき、酒場にいるような雰囲気を味わえた』という声もあった。旅の思い出に残る方が一人でも多くなれば」と田中さん。改装効果に期待を寄せる。

 営業時間は9時~17時。

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