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「ふくいストリートラジオ」1周年 福井の中心市街地情報、ネットで伝える

「ふくいストリートラジオ」のフェイスブックページ

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 ネットラジオ「ふくいストリートラジオ」が9月28日、開局1年を迎えた。

番組収録に向けて打ち合わせをする女性スタッフ

 同局は福井市中心市街地エリアのイベント・店舗情報などを放送する専門局で、ギャラリー「スペースおいち」(福井市中央1)代表の西澤昌毅さんの呼び掛けで始まった。JR福井駅西「福井駅前商店街」の一部に設置されている街頭スピーカーのほか、フェイスブックページからの聴取もできる。

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 西澤さんによると、同エリアの情報センターを作る構想が開局のきっかけという。「福井駅西側には5つの商店街があるが、イベントやセール情報などの発信が一元化できていなかった。『中心市街地に行くときの情報源が分からない』という声もよく耳にし、少人数でできそうなラジオ番組から始めた」と振り返る。

 現在、3人の女性スタッフが番組作りを支える。構成、原稿作成、アナウンスなどを役割分担し、週1回のペースで約30分の番組に仕上げる。番組のフォーマットをある程度確立できたことから、凝りすぎない演出で持続可能な活動になるよう心掛けているという。

 「周りの協力で1年間続けることができ、街の風景になじんできたという実感が持てるようになった」と西澤さん。デパート、ホテル、ギャラリーなど6社とスポンサー契約を結ぶこともでき、「少しずつだが、ようやくアルバイト料を出せるようになってきた」と笑顔を見せる。

 福井県内には現在、民間の県域ラジオ局がAM・FM各1局、コミュニティーFMが3局あるが、中心市街地のイベント・店舗情報などに特化したラジオ局は同局だけ。「番組コンセプトは、街に来た人に『お店に寄ってください』というメッセージを送ること。ショッピングセンターの館内放送の街頭版とイメージしてもらえれば」

 西澤さんは「中心市街地活性化の成果は、そのエリアでどれだけの商取引が生まれたかで測るべきでは。売り上げ向上がサービス活性化を促し、継続的な街のにぎわいへとつながる」と強調する。「県庁所在地の中心市街地が頑張らないと福井県そのものがなくなってしまうのでは」という危機感も活動の原動力になっている。

 同エリアでは、昨年から始まった「美のまちふくいプロジェクト」などが追い風となり、個性的な店舗の出店が相次ぐ。西澤さんは「当面の目標は、タイムセール情報などをリアルタイムに発信できる生放送の体制づくり。助成金に頼らない運営で地道な歩みになるが、聴取できる商店街の拡大にも力を注ぎたい」と将来図を描く。

 放送時間は、土曜・日曜の11時~18時。

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