敦賀市の歴史ファン有志が2月9日、市民活動団体「つるが大谷吉継公振興プロジェクト」を設立した。
同市ゆかりの戦国武将・大谷吉継の魅力を全国へ発信することを目的に、市内の神楽町1丁目商店街でプリントショップを構える桒名伸次さん、敦賀市議の大石修平さん、敦賀市立博物館学芸員の北村太智さんが立ち上げた。大谷吉継が城主として治めた敦賀の歴史的価値を再認識してもらう活動を通して、同市への観光誘客や地域活性化につなげていくという。
同市で昨夏行われた「大谷吉継サミット2025」を機に団体設立の機運が高まった。大谷吉継生誕460年を記念した同サミットには、当初目標の2倍以上という約500人が県内外から来場。企画・運営に携わった北村さんは「関東や九州などから駆け付けてくれた人もいて、大谷吉継は敦賀のキラーコンテンツになり得るという手応えを得た」と話す。
2008(平成20)年から、Tシャツやトートバッグなど独自の大谷吉継関連グッズを製作・販売してきた桒名さんは、昨秋訪れた岐阜関ケ原古戦場記念館で衝撃を受けたという。「館内の土産物店で扱われる戦国武将の中で大谷吉継が1位、2位を争う人気だと聞き驚いた。それまで、個人的にはビッグネームの陰に隠れた武将という印象だったが、本腰を入れて推さねばと考えが改まった」と振り返る。
プロジェクトは、大谷吉継を主人公とするNHK大河ドラマの誘致活動、関連グッズ開発、歴史や観光を軸とした情報発信の3本柱で活動を展開する。第1弾として3月14日・15日、市内で開かれる「つるが街波祭」にプロジェクトのお披露目を兼ねたブースを出展し、Tシャツ、コースター、どら焼きなど大谷吉継関連グッズの販売や、大河ドラマ誘致の署名受け付けなどを行う。
敦賀市議の視点から地域資源としての可能性に期待を寄せる大石さんは「イベント出展や学校への働きかけなどを通して、大谷吉継の名を市民に浸透させることが第一歩。石田三成との厚い友情や、潔さが伝えられる最期など、歴史ファンでない人たちの心も打つような人間味を知ってもらい、ゆくゆくは『大谷吉継の町と言えば敦賀』という認知を全国に根付かせられれば」と話す。
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