敦賀市を舞台にしたショートムービー「Widmung(ビトムング)」が1月12日、ユーチューブで公開された。
お披露目イベントの一こま。宮田さん(右)は、ウィーン国立音楽大学ピアニスト課程に入学し、同大学、同大学院とも最優秀の成績で卒業した経歴を持つ
福井県内在住のクリエーターらでつくる地域プロジェクト「敦賀女子」の一環として作られた作品。昨年、オーストリアから敦賀市に移住したピアニスト宮田森(しん)さんと、同プロジェクト実行委員会メンバーで、プロジェクト発祥の写真集「敦賀日和」でモデルを務めた「ゆい」さんが中心となって制作した。
撮影は昨年8月から9月にかけて行い、約3分30秒のムービーに気比の松原、気比神宮、とうろう流しと大花火大会、敦賀まつりなど市内の名所や年中行事を盛り込んだ。宮田さんは撮影・編集・音楽演奏を手がけ、自宅で生演奏を録音したというシューマン作曲・リスト編曲の「Widmung」と映像を重ね合わせた。
公開に先立ち市内でお披露目イベントを開き、関係者が制作の経緯を語った。宮田さんが同市への移住を考えている時に目にした同写真集の情報、ゆいさんが視聴した宮田さんのインスタグラムライブ配信、その後のメッセージのやりとりがきっかけになったという。
宮田さんは「Widmungはドイツ語で『献呈』を意味するタイトルで、シューマンが妻に全てを捧げるという、猛烈なラブレターのような歌詞を伴った楽曲。写真集を見た時、ゆいさんが敦賀に自身の気持ちを献呈しているように感じてこの曲を選んだ。以前からクラシック楽曲を使った映像作品に挑戦したかった」と明かした。
イベントでは撮影エピソードの披露もあり、ゆいさんは「ポケットにスマートフォンを忍ばせ、曲を流しながらロケ地を歩いた。リズムを感じながら撮影することを大切にした」、宮田さんは「一瞬だけ(旧北陸本線の)小刀根トンネルが映るシーンを入れた。暑い時期にトンネルまで行ったものの使えるカットが少なく、労力がもったいないと思い採用した」とそれぞれ振り返った。
ムービーは宮田さんのユーチューブチャンネルで配信する。