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福井・永平寺に全天候型遊び場「えいぱーく」 町内外の親子連れ利用呼びかけ

(左から)来訪を呼びかける清水さん、和田副町長、子育て支援課の齊川貴史さん

(左から)来訪を呼びかける清水さん、和田副町長、子育て支援課の齊川貴史さん

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 子ども向け屋内遊び場「えいぱーく」(永平寺町松岡吉野堺)が12月19日、永平寺町にオープンした。

永平寺をイメージしたオリジナルのふわふわ遊具

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 未就学児とその保護者・同伴者を対象にした全天候型の遊び場として、永平寺町が松岡福祉総合センター「翠荘(みどりそう)」(同)2階に整備した。町民以外の利用もできる。

 施設面積は約485平方メートル。見通しの良いワンフロア設計で、年齢や発達段階に応じた3つのエリアで構成する。障害の有無にかかわらず全ての子どもが遊べるインクルーシブ遊具も設ける。

 「乳幼児が静かに遊ぶエリア」には、ままごとなど木製の素材に触れながら、手の感覚を育む遊びを中心に配置。「幼児が静かに遊ぶエリア」には、ブロックや、内部にカラフルな絵を施した木製の「くものいえ」などがあり、子どもがその日の気分や興味に応じて遊具を選べる工夫を施した。「幼児が活発に遊ぶエリア」には、移動、バランス、操作などの動きを取り入れた遊びができるよう、築山やふわふわ遊具、立体迷路などを設ける。

 フロア床面のデザインモチーフには江戸時代の同町の道筋「松岡十二曲がり」を採用。遊び場に飲食スペースを用意したり、鍵付き個室の授乳・搾乳室にミルク調乳用の給湯器や電子レンジを備えたりするなど、親子連れ利用に配慮した環境も整えた。

 子育て支援課の清水智昭さんは「整備に当たり、保育士、子育て中の母親、既存施設の利用者などから意見を集め、可能な限り反映した。飲料と共におむつや菓子類などを販売する自動販売機も利用者に喜ばれている」と説明する。

 町によると、屋内型の子ども向け遊び場は県内5カ所目。同フロアに、スポーツ吹き矢や室内ボッチャ、ダーツ、モルックなどを楽しめる交流スペース「えいスポーツ」、子育ての悩みや疑問を気軽に相談できる「こども家庭センター えいぷらっと」も併設する。

 和田真生子副町長は「永平寺町では、子どもを真ん中に据え地域全体で成長を支える町づくりを進めている。子どもたちがドアを開けた瞬間に歓声を上げ、遊具に向かって走り出す姿がほほ笑ましい」と話す。

 営業時間は9時30分~16時30分。水曜定休。

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