勝山市民会館(勝山市元町)で8月1日から、リアル恐竜体験ライブ「DINO-A-LIVE(ディノアライブ) in ふくい勝山2015」が開かれる。5月29日、前売り券の予約販売受け付けが始まった。
「恐竜が現代にもし生きていたら、私たちはどう感じるか」をコンセプトに展開する同イベントは昨年に次ぎ2回目。恐竜化石発掘量日本一を誇り、「恐竜王国」を掲げる福井県と勝山市、博物館などの造形物やジオラマなどを手掛ける「ON-ART」(東京都東久留米市)による実行委員会が企画する。
ライブでは、リアルな恐竜が、足音や鳴き声などの効果音、照明演出と共に、二足歩行で会場内を縦横無尽に動き回る。体長8メートルの「ティラノサウルス」をはじめ、体長6.4メートルの「アロサウルス」、体長4.8メートルの「ラプトル」の3頭が登場し、飼育員役のスタッフにかみつくなど「野生の振る舞い」を演じる。
「ON-ART」によると、恐竜の造形やエンターテインメント性の高さが好評で海外からの引き合いもあるという。「日本の恐竜発掘の聖地で、グレードアップしたショーを披露できるのが楽しみ。目玉はなんと言っても『DINO-A-LIVE』最大のティラノサウルス。リアルな恐竜たちを手に触れるほどの近さで体験してもらえれば」と呼び掛ける。
同実行委員会では前回の観客動員数1万3000人を超える3万人の来場者数を目指し、同市内にある福井県立恐竜博物館との相乗効果に期待を寄せる。同事務局長の水上実喜夫さんは「博物館来館者にイベント会場のある中心市街地へ目を向けてもらうとともに、『ゆめおーれ勝山』や平泉寺など市内にある観光資源の発信につなげたい」と意気込む。
観覧料は、前売り=中学生以上1,300円、4歳~小学生800円、当日=中学生以上1,500円、4歳~小学生=1,000円。全席自由。販売予約はイベントホームページで受け付ける。8月24日まで。