
自然体験型イベント「親子で協力! 八ツ杉なぞときたんけん ~うばわれたクッキーをさがせ~」が6月28日、八ツ杉森林学習センター(越前市別印町)で開催される。
「子どもたちに森の楽しさを体感してもらいたい」と、越前市ゆかりの有志3人が企画。同センターの市橋司さんと、ボードゲーム制作者の川口洋一郎さんとの会話からアイデアが膨らみ、子ども向けイベントなどを手がける古田征也さんが加わり初開催にこぎ着けた。
参加対象は未就学児~小学生の親子。参加者は受付で配布されるマップを手がかりに、展望台、神社、バンガローなどを巡って謎を解いていく。謎解きにはネーチャーゲームの要素も取り入れ、クロモジ茶の香り体験や、木の実の手探りなど、施設の特徴を生かした仕掛けも盛り込んだ。
謎解きゲームに詳しい古田さんは「自然豊かな森の特徴を生かし、歩いて、探して、触れてみて気付ける謎を盛り込んだ。親子で力を合わせて楽しめるようにも工夫を凝らした。単純なクイズではなく、八ツ杉千年の森だからこそ体験できる探検型の仕掛けを詰め込んだ」と話す。
体験時間は約1時間。参加者が最後の謎解きに挑む施設内の「森の家」では、ヨモギ葉を使ったクッキーを親子で味わうクッキーパーティーの時間も設ける。
有志3人は今回の開催を手始めに、常設体験企画としての展開も視野に入れる。川口さんは「キャンプ場に来てもスマホに夢中だったわが子を見て市橋さんに相談したことが開催につながった。自然の中を巡ることで、子どもが夢中になる瞬間を見つけたり、親子の会話が生まれたりするきっかけとなれば」と期待を込める。
10時開始。参加費は1人500円(未就学児無料)。定員は10組(先着順)。