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福井ゆかりの映画「サクラサク」上映会開催へ 米国進出見据え、高校生が企画

フライヤーを手に来場を呼びかける高校生チーム。作品には福井市出身の俳優・津田寛治さんも出演する

フライヤーを手に来場を呼びかける高校生チーム。作品には福井市出身の俳優・津田寛治さんも出演する

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 福井市の映画館「テアトルサンク」(中央1)で3月15日、映画上映会「めざせ!! HOLLYWOOD! 高校生が映画『サクラサク』で挑戦!」が開催される。

イベントを前に2月20日、会場のテアトルサンクスクリーン3で来場客誘導の確認などを行った

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 企画したのは、米カリフォルニア州のNPO法人「グローバル・ステージ・ハリウッド(以下、GSH)」インターン生で福井在住の高校生5人によるチーム。同法人が主催するGSH映画祭へのエントリーを見据えて同法人にイベント開催を提案し、福井ロケが行われた映画「サクラサク」上映会の準備を半年かけて進めてきた。

 2014(平成26)年公開の「サクラサク」は、さだまさしさんの短編小説を基に、「あわら湯けむり映画祭」特別審査員も務める田中光敏さんがメガホンを取ったロードムービー。認知症の疑いがある主人公の父の思い出の地を訪ねる旅を通して、崩壊しかけていた家族の再生を描くストーリーが展開される。

 作品選定の経緯について、リーダーの荻原迅さん(藤島高2年)は「藤竜也さん演じる父親が緒形直人さん演じる息子に『人を褒めるには、その人のことを見つめてやらねばならない』と話すシーンにジーンときた。不登校の孫が黙々と祖父の面倒を見ていたことにも感動した。私たちの感動を同じ世代と共有できればと、メンバーの満場一致で作品が決まった」と話す。

 鑑賞は事前申込制。英語字幕付きバージョンによる上映で、「福井の良さや、作品で描かれる家族愛も感じてもらえれば」と外国人の鑑賞も呼びかける。イベントにはGSH代表のモントゴメリー夫妻も来場予定で、夫妻は「過去6回の映画祭の経験を基に、福井でもGSH映画祭の雰囲気をつくることができれば」と意気込んでいるという。

 17時30分開演。入場無料。

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