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小浜市の企業が「折り紙できる箸袋」発売 新たな和文化体験を提案

同商品で作った折り紙の完成イメージ

同商品で作った折り紙の完成イメージ

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 小浜市の「高鳥紙業」(千種2)が1月17日、新商品「はしおり」の販売を始めた。

同商品で作った折り紙の例(クジャク)

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 紙器や梱包資材などを手がける同社が開発した紙製品。箸袋として使った袋を折り紙にして楽しめるアイテムで、ファミリー客や外国人観光客向けなどを想定し、飲食店における新たな和文化体験を提案するという。

 社長の高鳥義雄さんによると、生活者における「モノ消費からコト消費への変化」が開発のきっかけという。「祖父の代から、若狭塗り箸の発展と共に成長させてもらった当社。社会情勢や商品の購入スタイルなどの変化を受け、人々が食関連のサービスに寄せる期待感を調べる中で、体験で得られる価値と日本のテーブルウエアを掛け合わせた商品のプランが固まった」と振り返る。

 折り紙の種類は、ツル、招き猫、キツネ、クジャク、ティラノサウルスの計5種で、折り紙作家の今井雄大さん(東京都在住)の協力を得て開発を進めた。

 「一般的な箸袋で作ることのできる折り紙にはデザイン的制約があり面白みがなく、SNSなどで折り紙を研究する中で今井さんのことを知った。より作りやすく印象的なデザインとなるよう、印刷や折り方などには今井さんと共にさらに工夫を加えていければ」と高鳥さん。

 100枚単位で販売。飲食店での利用シーンを想定し、QRコード読み取りで閲覧できる折り方解説図も提供する。

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