福井市の青果卸販売会社「マルミ青果」(大和田町1)が7月1日、法人向けサラダ宅配サービス「オフィスdeサラダ」を始めた。
担当の渡辺さん。「『オフィスdeサラダ』は体と心を豊かにしてくれるアイテム」と話す
同社が展開する法人向け定期青果宅配サービス「オフィスdeマルシェ」の一環。担当の渡辺詩織さんによると、「健康維持のための三大要素である食事・睡眠・運動のうち、食事に関するサポートを行う、企業向けプログラムとして開発した」という。
サービスプランとして、オフィスで食べられる個人パック、持ち帰り可能なファミリーパック、好きな量を取り分けることのできるビュッフェスタイルの3タイプを用意する。個人パックは、5食、10食、20食のいずれかを週2回、ビュッフェスタイルは10人前分を月8回、宅配する。
パッケージもサービスごとに工夫を凝らした。個人パック向けのパッケージでは、持ち運び時はコンパクトにまとまり、食べる時は皿のように広がる仕組みのクラフト容器を採用。食べた後のごみ処理にも配慮した。
開発に当たり同社が行ったアンケートで、週にサラダを5食以上食べると答えた人のうち、夕食時に食べると答えた人は98%だったという。「ランチタイムに野菜を食べる機会が少ないということが分かり、オフィスに宅配するシステムを考案した。個人パックの内容量は120グラムで、1日の目標野菜摂取量の3分の一を補うことができる」と渡辺さん。
「オフィスdeマルシェ」契約企業を対象に、従業員の就労環境改善につながる情報提供などのサポートも行う同社。企業の健康経営の観点から、福利厚生の一環としての同サービス導入も呼びかける。