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福井・鯖江に茶の専門店 200種そろえ、初の店舗限定商品も

茶葉をイメージしたという緑色が目を引く店舗外観

茶葉をイメージしたという緑色が目を引く店舗外観

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 茶の専門店「椿宗善 鯖江店」(鯖江市有定町1)が6月6日、オープンした。

「林檎とライチの紅茶」はノンカフェイン仕様という

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 福井、石川、東京、熊本など県内外に店舗展開する同社の12店舗目。店舗面積約100平方メートルの店内に、約200種類の茶葉、茶請け、茶器、ギフト向け商品などを並べる。福井鉄道西鯖江駅の徒歩圏内で、同社の山口健治社長によると初の郊外出店という。

 店づくりのコンセプトは「あ、お茶が楽しい!」。同一の茶葉をリーフとティーバッグの2タイプで販売するなど、本格的な道具がなくても気軽に茶を楽しめるようなラインアップとした。山口社長は「お茶好きを増やし、お茶で暮らしを豊かにしてもらい笑顔を増やすことが当店の使命。さまざまなきっかけでお茶に興味を持った人たちが集えるような店になれば」と意気込む。

 「お茶が嫌いな人は少ないが、お茶に関心がない人は多いのでは」とも。商品開発の過程では、味わいはもとより、パッケージ、ネーミングなども茶に関心を持ってもらえるように気を配り、新商品を販売するまでに半年程度かけることもあるという。

 オープンに当たり、店舗限定商品「林檎(りんご)とライチの紅茶」(756円)を開発。同社が店舗限定商品を手がけるのは初めてという。「鯖江の名物といえば眼鏡や西山公園のレッサーパンダなどが思い浮かぶ。レッサーパンダの好物に考えを巡らせてフルーツにたどり着き、商品の骨子が決まった」と山口社長。パッケージには眼鏡をかけてくつろいでいるレッサーパンダをあしらい、「鯖江らしさ」を強調した。

 好みの茶葉に出合うきっかけになればと、来店客に試飲も勧める。山口社長は「商品開発や試飲など、全てお茶に興味を持ってもらえるようにと願って行っている。好みに合いそうな商品を選ぶ時、お茶を入れる時、飲む時と、全ての場面でお茶を存分に楽しんでお茶の『沼』にどっぷり漬かってもらえれば」と話す。

 営業時間は10時30分~19時。火曜定休。

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