オリジナルガラス器の製造・販売を手掛ける「ワタリグラススタジオ」(福井市鮎川町、TEL 0776-88-2025)で5月3日、福井県内のクラフト作家やカフェなどが集うイベント「海辺の手しごと市」が始まった。
「協力してくれる人に楽しさを感じてもらうこと。その楽しさは来場者にも伝わる」とイベント継続の秘けつを話す長谷川渡さん
2012年から開かれているイベントで、今回が3回目。今年は「つくる」「かう」「たべる」「あそぶ」の4つのテーマの下、両日で計24組が出店。吹きガラス制作体験やコーヒー焙煎(ばいせん)体験、越前織ストラップ販売、青豆豆腐販売、おもちゃの物々交換市など趣向を凝らしたブースが並んだ。
ゴールデンウイークの後半4連休初日とあって、県内外から訪れた家族連れやカップルで開場直後からにぎわいを見せている。特設駐車場にも県外ナンバーを含め来場者の車が次々と到着し、ボランティアスタッフが汗だくになりながら駐車場整理に追われている。
運営スタッフの中心的存在は、同スタジオ代表でガラス作家の長谷川渡さん。「2011年夏にスタジオを開き、当初は『この場所を知ってもらうきっかけに』という動機で企画したが、1回目を終えたとき『打ち上げ花火的に終わるのは嫌』と毎年開催を決めた。イベント終了直後は毎回くたくたになるが、自分自身がイベントを楽しめている間は続けていきたい」と話す。
開催時間は10時~17時。入場無料。5月4日まで。