特集

「ハピラインふくい」通信(4) -開業に合わせ、企画切符販売開始-

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北陸新幹線福井・敦賀開業までもう間もなく。同時にスタートする並行在来線の鉄道会社「ハピラインふくい」も開業に向けて着々と準備が進む。開業までの日々のあれこれをつづる連載特集の第4回。

開業機に企画切符販売開始 北陸3県乗り降りパスも

 読者の皆さん、こんにちは。「ハピラインふくい」社長の小川俊昭です。今回は、開業に合わせ販売を始める企画切符の情報を中心に伝えていこうと思います。

 販売を始めるのは、「ハピラインふくい開業記念 鉄道3社共通1日フリーきっぷ」「あいの風・IR・ハピライン連携 北陸3県 2Dayパス」の2種類です。

鉄道3社共通1日フリーきっぷのイメージ

 鉄道3社共通1日フリーきっぷは、福井県内の地域鉄道3社(ハピラインふくい、えちぜん鉄道、福井鉄道)が連携した企画切符。3月16日~4月7日のうちの1日、3社の鉄道線を自由に乗り降りすることができる切符で、各社の有人駅やイベント会場などで販売します。6000枚の限定販売で、料金は2,000円。

 北陸3県2Dayパスは、北陸エリアの地域鉄道3社(ハピラインふくい、IRいしかわ鉄道、あいの風とやま鉄道)を乗り降りできる切符です。利用できる区間は、3社の営業区間である敦賀~越中宮崎間。3月16日以降の利用可能日のうち連続する2日間が有効期間です。料金は、大人=2,800円、子ども=1,400円。窓口でなく、デジタル乗車券アプリ「tabiwa by WESTER」「RYDE PASS」「my route」での販売なのでご注意ください。

 北陸3県2Dayパスには、沿線地域の商業施設や文化施設などでの提示特典もあります。観覧料や体験料などの割引、土産品購入時の割引、ポストカードやクリアファイルなどミュージアムグッズ進呈など、さまざまな特典を設けました。

従来に比べ運行本数増 利用客の利便性向上へ

 JR西日本から北陸本線敦賀~大聖寺間を引き継いで旅客営業を始める当社。読者の皆さんにとって、引き継ぎ後の運行ダイヤがどうなるかは大きな関心事ではないかと思います。

 開業ダイヤは、通勤・通学などの利便性、北陸新幹線や敦賀以南の特急との乗り継ぎなどを検討した上で構成。列車の運行本数増、敦賀~福井間の快速列車新設、日中のパターンダイヤ導入、IRいしかわ鉄道線との相互直通運転などが特徴です。

JR西日本から引き継ぐ521系電車の塗色は、開業後3カ月ほどかけて順次変更を進める予定です

 運行本数は、朝夕時間帯の芦原温泉~福井~武生間を中心に増便。上下合わせて1日29本増の131本としました。快速列車は南条または今庄・武生・鯖江の3駅に停車する列車で、朝・夕それぞれの時間帯に4本ずつを運行。

 加えて、米原駅から敦賀・福井方面の最終「しらさぎ号」廃止に伴う代替列車(JR)との接続列車として、敦賀駅発福井駅行きの快速列車を1本運転します。これまで約50分かかっていた敦賀~福井間を約40分で結びます。

 パターンダイヤは毎時概ね一定時刻に駅を発着するダイヤで、9時~15時台を中心に導入しました。福井発最終列車の発車時刻も、芦原温泉方面・敦賀方面ともこれまでより繰り下げ、利便性向上に努めています。

 3月に入り、開業日まであと約2週間。「鉄道が線となって『ひと』と『まち』をつなぐことで、幸せな福井の未来をつくる」という企業姿勢を掲げ、社員一同、福井県の未来を創造する意気込みで業務に取り組んでいきます。どうぞ、ご期待ください。

 

ハピラインふくい
https://www.hapi-line.co.jp/

ハピラインファンクラブ
https://hapi-line-fc.com/

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