エコファームみかた(福井県若狭町、TEL 0770-45-3100)が10月3日、ハロウィーン向けギフトセットを発売した。
「魔女の口紅」「魔女の衝撃」に含まれる、アルコール38パーセントの「BENICHU38°」
同社は2000年設立の農業生産法人。62アールの畑でおよそ250本の梅を栽培するほか、加工品の製造販売も行う。福井県内唯一のリキュール工場も所有する。
同セットのメーンは、自社製造の無糖梅酒「BENICHU38°」「BAIJO(梅丈) 長期樽(たる)熟成梅酒 原酒」(各300ミリリットル)。商品ラインアップは3種。梅酒2本セットの「魔女の衝撃」(3,000円)、梅酒1本とスイーツの「魔女の口紅」(2,000円)、「魔女の微笑(ほほえ)み」(2,500円)をそろえた。スイーツ製造で同社取引先のヤマグチ食品(福井県美浜町)が協力した。
同社のハロウィーン向け商品は同セットが初めて。同社の藤本佳志さんは「これまでハロウィーンをギフトシーズンと捉えていなかったが、都市部ではハロウィーンがクリスマスのような一大イベントになりつつある。甘くない梅酒で大人向けギフトができればと考えた」と話す。
同社が栽培する「紅映(べにさし)」は福井県発祥の品種で、市場では「福井梅」として流通する。藤本さんによると「生産量ベースの国内シェアは1パーセントほど。単位面積当たり収量も他品種に比べ少なめだが、地元の人にとって愛着のある品種」という。
300ミリリットル入りボトルにしたのは、「福井梅でつくった梅酒の味わいをまずはお試しで」との思いから。「疲労回復につながるクエン酸が含まれるなど、梅には機能性食品の側面もある。無糖の梅酒をきっかけに梅好き、梅酒好きを増やしたい」と藤本さん。福井梅の知名度向上を狙う。
同社ホームページで取り扱う。到着希望日1週間前までに注文が必要。