NHK福井放送局（福井市宝永3）が11月14日から、ローカル番組「『情報たら福 ～いこっさ！ きこっさ！～』スペシャルウイーク」を放送する。

ローカル番組「ニュースザウルスふくい」「情報たら福」の垂れ幕が掛かる同局局舎

　同局が毎月第1金曜、ラジオ第1放送で放送する公開生番組の拡大版。レギュラー出演の石井隆広・森下絵理香両アナウンサーに代わり、同局所属のアナウンサーやキャスターが日替わりテーマで番組を担当する。福井出身のシンガー・ソングライター「せりかな」さんなど、テーマに沿ったゲストも招く。放送は18日までの5日間。

　番組のテーマは、14日＝「福井発！ かたろっさ！ LGBT」、15日＝「ほやほや福井弁」、16日＝「こんな歌まで!? 福井のご当地ソングに迫る！」、17日＝「耳で聞く“福井文学”の魅力」、18日＝「福井で討論 あなたはどう向き合いますか ～岐路に立つ原子力政策」。15日～17日は同局第2スタジオで公開生放送を行う。

　同スペシャルの話は約1カ月前に局内で持ち上がり、同局キャスターの高ヶ内芽衣さんは「日々の取材で耳にする福井弁の豊かさを伝えたい」と「ほやほや福井弁」を立案した。「地域によってアクセントが違ったり、坂井市出身の私が初めて耳にする言葉があったりと驚くことが多かった。リスナーの人たちと驚きを共有できればと思い、大野市・敦賀市出身のキャスターを交えた『福井弁トーク』コーナーも設けた」という。

　音楽大学卒という経歴を持つ羽生ちひろキャスターは「ご当地ソング」をテーマに選んだ。「まちおこしの一環で作られた曲などをニュースで取り上げることがあり、ラジオ向きのテーマだと思い企画を立てた。演歌や歌謡曲、民謡だけではない、郷土愛あふれるご当地ソングの奥深さを知ってもらえる機会にしたい」と意気込む。

　「ラジオは話し手の『素の姿』を感じられるメディアだということをリスナーとして体感した経験がある」と両キャスター。「公開生放送は番組制作の裏側を直接目にできる機会。お客さまに見られる中で50分番組を1人で仕切る緊張感はあるが、テレビでは見られない私たちの一面を感じていただけそう。放送をお楽しみに」と呼び掛ける。

　放送時間は18時～18時50分。ホームページでメッセージを受け付ける。