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高見順の作品、電子図書館「青空文庫」に 没後50年、著作権消滅で

高見順(左)と川端康成(右)

高見順(左)と川端康成(右)

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 電子図書館サイト「青空文庫」が1月1日、福井県坂井市出身の作家・高見順の作品を公開した。

「青空文庫」上の作品を文庫本風に表示するスマホアプリもある

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 同サイトは1997(平成9)年、著作権が消滅した作品などをデジタルデータで公開することを目的に開始。ボランティアが入力、校正、ファイル作成などを行い、現在、国内外の文学作品約1万3000点を収録する。

 高見順の没年は1965(昭和40)年で、著作権法で定める著作権保護期間(=50年)が昨年末で終了したことから、作品利用に原則として制限がなくなった。第一弾として、詩集「死の淵より」がテキストファイル・XHTMLファイルで公開され、代表作の一つ「如何なる星の下に」も現在、公開に向けた作業が進んでいるという。

 昨年秋に大筋合意が発表された環太平洋パートナーシップ協定(TPP)では、著作権保護期間を70年とする内容が含まれており、今後、著作権法など関係法令の改正で公開がいったん取りやめとなる可能性もある。

 ファイルは、同サイトでダウンロードできる。

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