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福井県公式ムック「LOVE!福井」発売 付録は鯖江プロデュースのメガネ

福井の地元情報誌「月刊ウララ」編集部も制作に協力したという

福井の地元情報誌「月刊ウララ」編集部も制作に協力したという

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 福井県初の公式ムック本「1冊まるごと福井県ブック LOVE!福井」が7月28日、宝島社(東京都千代田区)から発売された。

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 同社と福井県が共同企画した同書は、県内の観光・グルメスポット、統計データ、お土産などの情報を網羅。編集担当者は「福井県公式恐竜ブランド『Juratic(ジュラチック)』デザイナーの中野シロウさんを介して県庁の方に会い、約1年かけて制作を進めた。自分自身も福井県出身で、知識をフル活用して誌面を作った」と明かす。同社ではこれまで、佐賀、千葉、熊本各県とも同様のムック本を共同企画したという。

 福井出身のタレント高橋愛さんが表紙を飾る。巻頭特集は、法政大研究チームが「福井県は幸福度日本一」と評価したことを受けた「高橋愛さんと巡る幸せ探しの旅」。高橋さんが金津創作の森(あわら市宮谷)、養浩館庭園(福井市宝永3)、ラベンダーファーム(坂井市三国町加戸)などを巡る様子をつづっている。

 高橋さんのほか、モデルの道端アンジェリカさんや清原亜希さん、歌手の川本真琴さんら福井出身の有名人が、自身の「福井愛」を語るコーナーも。「福井の魅力は?」との問いに、「一番は人の良さ」(高橋さん)、「魚も水も米も全部おいしい」(道端さん)、「時間がゆっくり流れているよう」(清原さん)、「水がきれい。それだけでいい」(川本さん)などと答えている。

 メガネフレーム国内シェアトップを誇る「鯖江プロデュース」をうたった、べっ甲カラーのアクセサリーメガネを付録にした。加工と最後の仕上げは鯖江の職人が1個ずつ行い、滑らかな肌触りや開閉のスムーズさなど鯖江のメガネならではの品質にこだわったという。フレームのテンプル(=腕)にも「processed in SABAE」の刻印が施されている。

 「福井には有名なものが多く、鯖江のメガネや恐竜博物館などはおしゃれな表現ができるのではと制作のゴーサインが出た」と同担当者。女性向けアパレルブランド「アクシーズファム」を展開する「アイジーエー」(越前市矢放町)へのインタビュー記事も載せ、「女子目線」の編集コンセプトをうかがわせる。

 首都圏の大手書店店員も同書の売れ行きに注目する。昨年9月まで福井店で勤務していたという、紀伊國屋書店新宿本店(東京都新宿区)の大矢靖之さんによると、同店2階で開催中の「福井ブックフェア」で入荷初日から売り上げが出たという。「『LOVE!』シリーズの京都版は毎年出ており、福井も毎年発行を目指してほしい。海産物、日本酒、コシヒカリ、ジビエなど勝負できるコンテンツを紹介しつつ、全国に通用するグッズを特典に付けてもらえたら」と期待を込める。

 仕様はA4判56ページ。価格は1,512円。紀伊國屋書店福井店、勝木書店各店など県内各書店で取り扱う。

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