敦賀駅交流施設「オルパーク」2階で5月3日・4日、展覧会「切り出す世界×色で広がる世界」が開催される。
現代切り絵作家・黒猫モモ(本名・百田茉耶)さんと美術家・Minami Nakamuraさんによる展覧会で、切り絵、アクリル画、油彩画などの平面作品約50点を展示する。会期中、ワークショップやライブパフォーマンスも行う。
黒猫モモさんは若狭町出身の切り絵作家。敦賀気比高卒業後、進学を機に移住した京都で独学で切り絵を始め、伝統工芸士に弟子入りして型紙彫刻を習得した。現在は、建造物や工業製品などの人工物を主な題材に、レイヤー上に重ねた色紙などで切り紙を着色する表現を追求している。
横浜市出身のNakamuraさんは京都造形芸術大(現・京都芸術大)卒業後、アクリル画や油彩画を中心に国内外で活動する美術家。旅先での経験や記憶、その土地に根付いた文化や技法を取り込む作風を特徴とする一方、チェコビーズを絵画的な感覚でコラージュするブローチ作品も制作している。
黒猫モモさんによると、2人は横浜市のギャラリーでそれぞれ個展を行ったことを機に出会い、同ギャラリーによるアーティスト・イン・レジデンスプログラムへの参加、妖怪をテーマにした展覧会の共同開催などを通じて交流を深めてきたという。「以前から故郷での展覧会を構想していて、切磋琢磨(せっさたくま)で活動してきた仲間であるNakamuraさんと共に展示ができればと声をかけた」と振り返る。
会場では、それぞれの作品に加え、2人のコラボレーション作品も展示する。「『引き算』の表現である切り絵と、『足し算』の表現である描画。対照的なアプローチから生まれた表現の違いや重なりを楽しんでもらえたら」と2人。Nakamuraさんによるアクセサリー作品も並べる予定という。
会期中のイベントとして、世界各国の使用済み切手を基に作家が即興ドローイングに応じる「5min Art|切手から生まれる即興アート」(参加費500円、両日とも先着10人)、切り絵と描画を組み合わせた約20分のライブパフォーマンス(両日14時から)を行う。
開催時間は、3日=11時~17時、4日=10時~17時。入場無料。