あわら市の温泉旅館「グランディア芳泉」(舟津)が2月3日、新商品「幸せのお福わけ大福」の販売を始めた。
1932(昭和7)年創業の市内の老舗和菓子店「馬面昭栄堂」(春宮2)との共同開発商品。一般財団法人「日本総合研究所」(東京都)編の「全47都道府県幸福度ランキング 2024年版」で総合1位となった福井県にちなみ、約2カ月かけて商品化にこぎ着けた。
同館常務の山口高澄さんによると、福井県の幸福度の高さを体現できるような土産作りを考えたことが背景にあるという。「『旅の後のアプローチ』という視点で開発を進めた。自宅で大福を食べながら旅の思い出に浸ったり、大切な人への土産を通じて幸せのお裾分けができたりするような商品ができればと立案した」と話す。
餅の原料は福井県産米100%で、こしあん、よもぎ餅、さつまいもあんの3種の味を用意した。馬面昭栄堂3代目の馬面佳和さんは「あんは甘さを抑えた味わいで、幅広い年齢層に『もう一つ食べたくなるような味』となることを目指した。餅の柔らかさと腰のバランス調整には苦労したが、試作を重ねてちょうど良い配合を見つけ出せた」と振り返る。
山口さんは「単なる商品開発でなく、福井をもっと好きになってもらうための『体験設計』を掲げた商品」とも。観光客との継続的な関係性をつくる起点として土産物開発を位置付け、福井への観光の新たなモデル作りを展開する意気込みをのぞかせる。
3種各3個入り。価格は1,100円。同館オンラインショップでも販売する。