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福井で歴史イベント「一乗谷文化祭」開催へ 戦国時代のハレの日テーマに

昨年のイベントの様子

昨年のイベントの様子

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 戦国時代をテーマにしたイベント「一乗谷文化祭」が10月11日・12日、福井市の一乗谷朝倉氏遺跡エリアで開催される。

伝統工芸品、暮らしの道具、アクセサリー、雑貨などの販売ブースが並ぶ「谷の商店」

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 「ふたたび、文化が集い、人が集う谷へ」を掲げ、昨秋に次いで行う同イベント。戦国時代の城下町全体が遺跡として残るという同エリアを会場に、ステージプログラム、マーケット、体感型イベントなどを組み合わせて開催する。主催は福井県。

 11日はステージプログラム「一乗谷 音ノ座」「響庭 -hibiki no niwa-」を軸に展開する。前者では、noid、ROTH BART BARONなどのミュージシャンが「五感で味わう豊かな音楽」をテーマにパフォーマンスを披露。後者では、朝倉義景の館跡に設けたガラス床を舞台に、ピアノやバイオリンなどで編成するカルテットが福井をテーマにした楽曲を演奏する。

 12日は「一乗谷 時ノ座」と銘打ち、戦国時代のハレの日をイメージしたプログラムを繰り広げる。出演は、国内外で多数の演奏実績のある和太鼓奏者・山川慎平さんを迎えた和太鼓アーティストグループ、フリースタイルフットボーラー・吉田伊吹さんら。一乗谷でかつて行われた元服式「加冠の儀」を題材にしたステージイベントもあり、落語家で「一乗谷朝倉氏遺跡名誉お屋形さま」の春風亭昇太さんが出演する。

 会場には「谷の商店」と題したマーケット、「谷のまなびや」を掲げる体験プログラム、そばや総菜など地元ゆかりのグルメを味わえる「谷の台所」なども設ける。

 開催に当たり、福井在住のデザイナーやコピーライターらでつくる一般社団法人福井県クリエイター協会が運営をプロデュースする。同協会の担当者は「戦国時代の遺跡に現代の音楽や工芸を重ね、過去と現在をつなごうと試みる取り組み。文化や芸能などの催しを通じて、一乗谷の歴史を身近なものとして感じるきっかけとなれば」と話す。

 開催時間は10時~16時。入場無料。

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