
鯖江市西山動物園のレッサーパンダのラッピング電車が9月20日、福井鉄道にお目見えした。
ラッピング電車の中間車。ツツジとレッサーパンダの実写画像を大きくあしらった
同動物園開園40年と、レッサーパンダの保護を呼びかける国際デー(9月第3土曜)にちなみ、鯖江市と同社が連携した。同社の次世代型路面電車F1000形「フクラム」1編成を使い、2026年12月末まで1日3、4便運行する。
ラッピングを施したのはフクラムの3次車(グリーン塗色)3両編成。同市の西山公園のツツジをイメージしたピンク色をベースに、動物園が飼育する8頭のレッサーパンダ画像をあしらった。車内にも写真を展示したり、レッサーパンダをモチーフにしたつり革を取り付けたりと、1編成丸ごと「レッサーパンダづくし」の仕様とした。
同日午前、神明駅で披露式と出発セレモニーが行われ、鯖江市の佐々木勝久市長、福井鉄道の吉川幸文社長らが参列。同動物園のレッサーパンダキャラクター「メガメガ」「ウルウル」も駆け付けた。
式典では、同駅の一日駅長を務めた佐々木市長が「鯖江市にとって、今年は市制施行70年、西山動物園開園40年という記念すべき年。約1年運行するラッピング電車を多くの皆さんに楽しんでもらえれば」とあいさつした。
レッサーパンダラッピング電車の運行情報は同社ウェブサイトに掲載する。貸し切り利用も受け付ける。