
福井鉄道が現在、旧駅名標など限定グッズの購入申し込みを受け付けている。
福井市の田原町バス停で出発を待つ同社福浦線バス。同線は昨秋廃止になった
同社の会社設立80年を記念して行う事業の一環。同社福武線で使われていた駅名標や、廃止区間の路線図も書き込まれたバス運行状況図など、一点物の物品を販売する。
販売するのは、武生新(現・たけふ新)、西武生(同・北府)などの駅名標13種、610形電車のマスターコントローラー、北府駅鉄道ミュージアムで使われていた車両紹介看板、バス路線運行状況図、福井駅前大通りのバス乗り場看板など。価格はいずれも1点8万円。同社ウェブサイトで申し込みを受け付け、応募多数の場合は抽選。現状のまま越前市北府にある同社本社で引き渡す。
同社は1945(昭和20)年8月1日、1924(大正13)年開業の福武電気鉄道と、1926(大正15)年開業の鯖浦電気鉄道の合併で設立。鉄道線としてかつては、前者に由来する南越線(社武生~戸ノ口)、後者に由来する鯖浦線(鯖江~織田)も営業していた。
申し込み締め切りは8月31日。