福井など北陸3県で活動を展開するグループ「ほくりくアイドル部」が、「10周年記念感謝祭」ライブの来春開催を発表した。

8月17日に販売を始める、9枚目のシングル「TEDORI's memory」。楽曲には林さんのソロパートも盛り込む

　来年6月12日にデビュー10年となる同グループが福井県県民ホールなど北陸3県の会場で行う周年ライブで、7月27日に金沢市で行った定期公演で開催を明らかにした。3年、5年、7年と、過去3回の周年ライブは全て金沢市で行っていて、北陸3県での開催は今回が初めて。

　日程と会場は次の通り。4月26日＝富山オーバード・ホール、5月17日＝福井県県民ホール、6月20日＝本多の森 北電ホール（石川）。6月21日には、「－Pray for NOTO－ 能登半島復興応援ステージ」と題したライブ（会場は後日発表）も行う。

　福井出身のメンバーでは、同グループをマネジメントする「アンサー・エンタテインメント」北陸事業所（金沢市）が展開する福井校でレッスンを積む、敦賀市出身の林風奈さん、福井市出身の佐古真莉亜さん、渡辺萌叶さんが出演を予定する。

　6期生の林さんは5周年記念感謝祭の直前にステージデビューした。「私を応援してくれる人たちの存在が日常生活の心の支えにもなっていて、その気持ちに応えたいとアイドル活動を頑張っている。北陸3県開催については、『やっと福井でも周年ライブができる』といううれしい気持ちで、家族や友人など身近な人たちをたくさん誘えれば」と話す。

　「見に来た人を後悔させるライブにはしない」と意気込むのは7期生の佐古さん。「アイドル活動を始めてから人前に立つことの苦手意識がなくなり、自分自身の大きな変化を感じている。10周年記念感謝祭はゴールでなく、福井校の活動に弾みを付けるための通過点。より多くの人にグループのことを知ってもらえる機会にしたい」と力を込める。

　昨年ステージデビューした渡辺さんは、初の周年ライブ出演という幸福感をかみしめている様子。「多くの人たちに支えられ、7周年の時よりもっとすてきな景色になりそうな場にメンバーとして立てることが幸せ。今はまだあまり実感が伴っていないが、本番に向けレッスンを重ねていくにつれ、具体的なイメージが湧いてきそう」と顔をほころばせる。

　グループは現在、「Road to 10」と銘打った活動を展開中。今月にかけ3カ月連続でシングルをリリースしたり、金沢市で今秋開催するアイドルフェス「かがやきフェス2025」への出演を予定したりするなど、結成10年の節目に向けた地ならしを進めている。

　チケットなどの情報は、公式ウェブサイトで順次公開する。