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福井・鯖江でお笑いライブ開催へ 「看護師芸人」が企画、大阪の芸人仲間招き

フライヤーを手に来場を呼びかける天平さん

フライヤーを手に来場を呼びかける天平さん

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 さばえ文化の館(水落町2)で8月30日、お笑いイベント「大阪から連れてきたよ! 夏の終わりにお笑いLIVE」が開催される。

昨年12月31日、お笑い劇場「楽屋A」での「年越し合戦」ライブの様子

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 企画したのは、福井市在住の看護師でピン芸人の天平(てんぺい)さん。大阪市のお笑い劇場「楽屋A」でライブを展開する芸人仲間を招き、大阪の笑いの魅力を福井の人たちに届ける。副題に、「はじめまして、僕たち『楽屋A』という劇場の者です」と掲げる。

 出演は、天平さん、ボニーボニー、センサールマン、ジェームズ、ばかんす、未来万十、アオイサカナ。天平さんは「お笑い芸人の地方ライブではご当地の話題を盛り込むなどネタを切り替えることもあると聞くが、仲間には大阪のお笑いの勢いとリアルなネタを福井の人に見せてほしいと伝えている」と話す。

 小学生の頃からクラスメートを笑わせることが好きだったという天平さんは看護師専門学校在学中に同級生と漫才コンビを結成。2018(平成30)年には、松竹芸能(大阪市)所属の芸人とのバトルライブに一般枠で出演したのを機に同事務所入りして活動を本格化させた。しかし、コロナ禍で身辺が一変。事務所を退所した2020年から2年間、舞台に立てない時期が続いたという。

 2022年春、知人のつてで知った同劇場との出合いが天平さんに転機をもたらした。同劇場は事務所所属、フリー、アマチュアの芸人らがボーダーレスで芸を競う場で、フリーの天平さんも福井から大阪に通って月4、5回ペースで今も出演を続ける。昨年の「R-1グランプリ」では3回戦まで駒を進めるなど活動の手応えも得た。

 「2018年以降、福井でお笑いライブをしていないという思いがイベント立案の発端だった」と天平さん。職場の同僚や知人らから「福井でライブをやってくれたら見に行けるのに」と言われることも多かったという。

 「福井には収容人数50~60人程度のホールや劇場が少なく、お笑いライブが開催される機会が少ないと感じる。それだけにお笑い文化を開拓できる余地はまだまだある。お笑い文化が盛んな大阪からライブに力を入れる芸人を招くことで、お笑いの裾野の広さを知ってもらえれば」

 会場選定、出演者との打ち合わせ、フライヤー作製、プロモーション活動などの準備を「ほぼワンオペ状態」で進めているという天平さん。「活動初期、福井で私のことを応援してくれた人たちへの感謝も込めたイベント。後ろ盾のないフリーの芸人として、福井に住みながらお笑いをどこまで究められるか試したい」と意気込む。

 17時開演。料金は、前売り=2,000円、当日=2,500円。

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