福井大学基金が「古本募金」 「学生の修学支援に」呼び掛け

文京キャンパス学生食堂入り口にある回収ボックス

文京キャンパス学生食堂入り口にある回収ボックス

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 福井大学基金事務局(福井市文京3)が「福井大学古本募金」を始めて1カ月がたった。

医学部のある松岡キャンパスでは、研究棟1階、講義棟1階、医学図書館1階の3カ所にボックスを設置

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 自宅で不要になった本などを査定・換金し、換金額プラス100円を同基金への寄付額とする取り組みで、古書などの買い取り販売を行う「嵯峨野」(埼玉県入間市)の「古本募金 きしゃぽん」との提携で実現した。ISBNコードが付いている本のほか、CD、DVD、切手、商品券、デジタル家電なども受け付ける。

 同大文京・松岡・敦賀各キャンパス内の回収ボックスと、同基金ホームページで受け付ける。ホームページからの申し込みの場合、5点以上は集荷無料。事務局スタッフは「11月中に約400点が回収ボックスに投入された。幅広いジャンルの本が集まっており、学生・教職員問わず関心を寄せてくださっているのでは」と話す。

 2018年1月8日まで、査定金額が通常の30パーセント増となる「年末年始特別キャンペーン」も行っている。

 同基金は2014年、同大に在籍する学生の修学支援を目的に創設され、今年11月30日時点の累計寄付額は1億5,876万円。寄付金は奨学金や学生の海外派遣支援金などに充てられ、2015~2016年の2年間で延べ110人が支給を受けている。

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