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福井・あわらで企画展「森の作家展」 インスタレーションなど49点

「森の作家展」の看板が掲げられた同施設

「森の作家展」の看板が掲げられた同施設

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 福井県あわら市の「金津創作の森」(あわら市宮谷)で現在、「第9回森の作家展」が行われている。

作品解説を行う、入居作家の山口紀子さん

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 「出会いをカタチに」をテーマに、施設敷地内にアトリエを構え創作活動を行う入居作家と県内外の美術作家の作品49点を展示する。施設内のギャラリーでは展示作家が制作した作品の販売も行う。

 展示作家は大森正人さん、加藤すみ子さん、松井勝彦さん、山口紀子さん、山田信雄さん、山野宏さんら入居作家など14人。ジャンルは、陶芸、染画、ガラス工芸、竹細工、音楽、書、日本画、版画など多岐にわたる。

 陶芸家の松井さん、音楽家の山口さん、和紙造形作家の長田和也さん(越前市在住)の3人はアニミズムをテーマにしたインスタレーションを展開。松井さんが自宅庭から掘り出した土で焼いた水琴窟、全長約10メートルの楽器「月夜の水の呪文」、水をイメージした和紙のオブジェなどで夜の森を表現する。

 同施設を運営する金津創作の森財団が施設オープン20年記念イベントの一環として企画した。学芸員の石川達紘さんは「趣向の異なる5つのコラボレーションで展示空間それぞれに作家のカラーが表れた。展示を通じて20年の足跡を感じてもらえれば」と話し、SNSなどでの写真投稿を呼び掛ける。ハッシュタグは「#森の作家展」。

 関連イベントとして、展示作家による作品解説(5月4日、6月2日、各日午後)、スライドレクチャー(5月20日14時~)、ろうけつで絵はがき体験(6月9日13時~)、箏(そう)奏者とマリンバ・打楽器奏者によるコンサート「野生が足りない!」(6月2日17時~)などを行う。

 開館時間は10時~17時。料金は、一般=600円、高校生以下無料。月曜休館(4月30日開館、5月1日休館)。6月10日まで。

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