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福井出身の演出家、来春上演の市民劇に向けワークショップ

「セレモニー」上演後に開かれたトークイベント

「セレモニー」上演後に開かれたトークイベント

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 福井市文化会館(福井市春山2、TEL 0776-20-5010)で来年1月23日と24日、ワークショップ「演劇ラボ『私の演劇/私たちの演劇』」が開かれる。

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 同館を拠点に文化事業を行うNPO法人「福井芸術・文化フォーラム」が企画。進行役に同市生まれで劇団「東京デスロック」主宰の多田淳之介さんを迎える。7月に同館で上演した公演「セレモニー」を起点とする、市民参加型の芝居づくりの一環。現在参加者を募集中で、高校生以上なら演劇経験の有無は問わないという。

 ワークショップでは参加者同士が演劇観を共有し合った後、「演じる」「批評する」を繰り返し「私たちの演劇像」を探るプログラムを予定。同NPO事務局長の中埜浩之さんは「ネガティブイメージも含めた演劇への見方を共有することで『自分たちに必要な演劇』の姿が見えるのでは」と話す。

 参加者から有志を募り来年5月30日・31日に予定の市民劇上演へとつなげる。同NPOが企画する市民劇は2回目で、前回は同市生まれの演出家・相模友士郎さんを招いた。中埜さんは「相模さんの手掛けるものだけが市民劇ではなく、演劇の多様性を感じてもらえる公演になりそう」と期待を寄せ、「1回目に参加した方も新鮮な体験ができるのでは」と呼び掛ける。

 文化施設「キラリ☆ふじみ」(埼玉県富士見市)の芸術監督も務める多田さんは「地域密着、拠点日本」を掲げ、全国各地の劇場・劇団との共同製作にも注力する。「多田さんの演劇は観客を巻き込む演出が特徴。今回のプロジェクトでも、福井の地域性や県民性を意識しながらワークショップを進め市民劇を演出するのでは」と中埜さんは推察する。

 参加費は1,500円。同NPOホームページで参加申し込みを受け付ける。募集人数は20人程度。

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