福井県立美術館（福井市文京3）で10月9日から、展覧会「テレビアニメーション創成期から現在までの50年－エイケン制作アニメーションの世界－」が行われる。

会場の福井県立美術館。前売り券は、同館、県内プレイガイド、チケットぴあ、ローソンチケット、イープラスで販売する

　「サザエさん」「鉄人28号」「六三四の剣」「のらくろ」「ガラスの仮面」「ぼのぼの」などのアニメーション作品を手掛けた、制作会社「エイケン」（東京都荒川区）の歴史を振り返る展覧会。同社の「エイケン50周年プロジェクト」の一環として行われる。

　同社が制作した作品の資料などを展示するほか、グッズ販売も行う。呼び物は会場限定販売の「エイケン50周年記念主題歌DVD」（税別4,000円）。過去のパッケージ作品に収められなかった「まんが名作劇場 サザエさん」「いじわるばあさん」「ドタンバのマナー（海外編）」など、同社が手掛けた作品のオープニング・エンディングや特典映像計114本を収録する。

　開催期間中、担当学芸員による「見どころ解説会」（土曜10時30分～）、アニメ「ガラスの仮面」にちなんだ「ドレスコードデー」（土曜・日曜・祝日）、「親子三世代デー」など料金割引企画も行う。ドレスコードデー割引はスカーフなど「紫色」の物を身に着けた来場者が対象となる。

　開催を前に、同社はユーチューブに公式チャンネルも開設した。これまでに手掛けた作品などを順次公開するといい、第1弾として故ちばあきおさん原作の「キャプテン」をアニメ化40年企画として配信する。

　開館時間は9時～17時（入館は16時30分まで、10月9日は10時開館）。チケットは、前売り＝一般1,000円、ペア＝1,800円、当日＝同1,200円、高校生＝800円、小・中生＝500円。11月8日まで。